超小型スマートフォン Jelly Proが届いた

TAKEが6/6に出資したUnihertz社の超小型LTEスマートフォン Jelly Proが届いた。定価は$125だけど、Super Early Bird - Jelly Proで出資すれば$75、ただし6/6の時点で既にこの出資枠は埋まってたので比較的安価なJelly Pro Special - DoubleってJelly Proが2台で$180って枠で出資したとのこと。つまり、1台90ドル。
支払った際のレートは1ドル111.767円だったので日本円で10,059円だった。送料は無料。消費税はかからない。2台買うと安かったってことで、TAKEは最悪自分の予備でもいいってハナシだったけど、必要なら回してくれるってことで元々希望していた黒モデルを譲り受けた。TAKEは前モデルのMicro X S240の時と同じ白モデルを自分の分にした。

仕様

スペックはCPUがMediatek MT6737M(4コア 1.1GHz)、メモリは2GB、ストレージは16GB、microSDは256GBまで対応(microSDの内蔵ストレージ化も可能)、デュアルSIMでnanoSIMが2枚取り付けられる、画面は2.45インチの240×432ドット、OSはAndroid 7.0、バッテリーは950mAh、無線LANIEEE802.11a/b/g/nで5GHz帯も対応、Bluetoothは4.0、GPS、コンパス、ジャイロスコープも搭載。
カメラは背面が8メガピクセルHDR対応、フラッシュライト搭載、前面が2メガピクセル、バンドは3Gが1/2/8/5と国内では2GHzと900MHzくらいで800MHzは対応していないが、LTEは1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20と2GHzは当然として800MHzにも対応している。また、VoLTEにも対応している模様。
大きさは高さ92.3×幅43×厚さ13.3mmと小さく、重量もバッテリー込みで60.4gと軽い。バッテリーは取り外し&交換が可能で、交換用バッテリーも販売されている。色はパールホワイト、スペースブラック、スカイブルーの3色。

付属品

パッケージはシュリンクラップされた白い化粧箱で、完全にかぶさった上蓋を取ると取扱説明書の入った小さな薄い箱が現れる。その下に本体が入っていた。本体の下には液晶保護フィルムが入っていた。本体を乗せていた部分を取り外すと底面にACアダプタとmicroUSBケーブルの入った箱がある。付属品はこれだけ。
取扱説明書は英語とアルファベット圏のどこか?の2ヶ国語。microUSBケーブルとACアダプタは白で、ACアダプタのプラグは折りたたみ式じゃない大きめのACプラグ型。プラグは日本国内で使われているものと同じ。定格は100〜240V、出力は5V 1Aだった。

本体

前面の上部に受話口とカメラ、下部にホームボタン兼充電ランプを含む操作用タッチキー、天面にイヤホンマイク端子、右側面にmicroUSB端子と電源ボタン、底面にマイク穴とストラップホール穴、左側面に音量(大)と音量(小)ボタン、背面の上部分にカメラとライト、下部分にスピーカーがある。
本体下部の右隅にあるマイク穴兼カバー取り外し用スリットにツメをかけて少しずつカバーを留めているツメをはずしていくと背面カバーが取り外せる。カバーが少し滑りやすいのと、どの程度力をかけていいのか判らないので少し外すのに苦労した。ちなみに本体下部の左側にはストラップホールがある。
カバーをはずすとバッテリーパックが袋に入った状態で取り付けられていたので取り外して袋から出す。バッテリーを外した部分にはIMEI番号などが印刷されたラベルが貼られているのと、microSDカードスロット、SIM1スロット、SIM2スロットがある。SIMスロットはどちらもnanoSIMサイズ。DSDSだけれど4G+2Gなので日本国内で必要な4G+3Gでは使えないので、実質的にデュアルSIMスロットのシングルスタンバイ状態となる。

起動

バッテリーを取り付けて背面カバーを閉めて、電源ボタンを3秒長押しで電源を入れるとメーカーのUnihertzロゴが現れて起動アニメーションとなる。起動後はセットアップウィザードもなく、いきなりロック画面が表示される。セットアップが無いので当然ながら表示は英語のまま。OSはカスタマイズされていない素の状態のピュアAndroidで、独自に追加されたアプリやメニューも少ない。
日本語化はSettings→Languages & input→Languages→Add a language→日本語→3点ドットメニュー→Remove→English (United States)にチェック→ごみ箱アイコン→OKで出来る。
ホームはAOSP標準のLauncher3、画面が小さいのでアイコンの配置は3列×3行、最下段のアプリドロワー部分も左右に1つずつしかアイコンが配置できない。キーボードはAndroidキーボード (AOSP)だけで日本語入力は別途インストールが必要。起動時に通知に出ているDuraSpeedはMediaTekが提供するバックグラウンドのアプリの動作を抑えて使用中のアプリの動作を向上させる機能でデフォルトON。Playストアでも公開されている。

アプリ

アプリは、カメラ、カレンダー、ギャラリー、ダウンロード、ドライブ、バックアップと復元、ハングアウト、ファイルマネージャー、フォト、ブラウザ、フラッシュライト、マップ、メール、メッセージ、音楽、音声レコーダー、音声検索、時計、設定、電卓、電話、連絡先、ChromeCompass、Duo、FMラジオ、GmailGoogle、Pedometer、Play ストア、Play Music、Playムービー、SIM Toolkit、Youtubeのみ。
独自アプリはバックアップと復元、ファイルマネージャー、フラッシュライト、Compass、FMラジオ、Pedometerだけで、他はGoogleかAOSPベースのアプリとなっている。バックアップと復元はSDカードが無いと起動できない。フラッシュライトは点灯、消灯以外にSOSのための点滅も行える。Compassは方位磁石で方位角度、緯度、経度、おおよその住所(英語表記)も出る。
FMラジオはヘッドホン等を接続しないと起動できない。出力はヘッドホンとスピーカーを切り替えることも出来る。日本の周波数に対応していないので87.5〜108.0MHzの間でしかチューニング出来ない。
Pedometerは歩数計のようだがGPSも含めて結構色んな権限を要求される。地図表示機能があるが、デフォルトでは高徳地図なので日本の市街地図は出てこないがGoogleマップへ切り替えられるので、そうすれば細かい地図も表示可能。

操作

ナビゲーションバーは無く、画面の下にある「◯」がホームボタン。その左側部分が戻るボタンで、右側部分がタスク切り替えボタン。ホームや戻るを押した際には8秒間ほど戻るとタスク切り替えの部分にある「・」が白く点灯する。また、ホームボタンは充電ランプを兼ねているらしい。

その他

Micro X S240の時もそうだったけど、想像以上に文字が見やすくて驚く。母親も見せたが、こんな小さな画面の小さな文字が読めるなんて・と驚いていた。あと、タッチパネルの感度が良い。Micro X S240よりも感度が良くなってる印象。
バッテリーは小さいけれど、液晶パネルが小さくてバックライトの消費電力が低いとか、解像度が低くて処理が軽いからとか、CPUが省電力だからとかあるんだろうけど、思った以上に長時間使える。Kickstarterの紹介で書かれてた3日間は言い過ぎだとしても上手く使えば1日ちゃんと持つ気がする。
最近のチップセットだからか、Windows共有フォルダに置いたBS11MPEG-2 TSファイルをX-plore経由でMX Playerを使って再生してもコマ落ちすることなく、スムーズに再生されているのをTAKEが見せてくれた。