MZK-MP02HD購入したので早速TS再生

MZK-MP02HDが安かったのでPT2やPT3で録画したTSファイルを再生するために購入した。

PAV-MP1バルク品を買ったので無味乾燥なダンボール箱だったけど、MZK-MP02HDは綺麗なパッケージに入ってる。パッケージを開封すると中から、その無味乾燥なダンボール箱が出てきた。なるほど、恐らくPAV-MP1も同様なパッケージだったのかも。
本体はPAV-MP1と比べると一回り小さくて軽い。付属品は短めなLANケーブル、いわゆる黄赤白のビデオケーブル、ACプラグ部分がよくあるタイプと違って90度横向きの海外に多い形状のACアダプタ(12V 1.5A センターマイナス、あとで確認したところPAV-MP1とDCプラグ形状も同一で相互に入れ替えても問題なく使えた)、リモコン、単4電池(海外製)2本、あとはスタートガイドとはじめにお読みくださいの折り畳まれた説明紙。
付属品のみを使ってTAKEんトコのテレビ(VIERA TH-L42G3)のビデオ入力2に接続。ACアダプタを接続した瞬間に電源が自動的に入った。特に設定することなく16:9フル画面で表示された。
トップメニューにはPAV-MP1と違って「すべて」は無く、ビデオや音楽のように最初に見たいジャンルを指定する。ネットワークはジャンルを指定した後にUSB接続ストレージかCIFS(SMB)かを選択させられるので、ここでCIFSを選ぶ。以後、ワークグループ、コンピュータ、共有フォルダの順に選択するのは同様。
ここまで全体的に操作は軽快でPAV-MP1よりもあきらかにスムーズ。あと全体的に文字がとにかく大きめで離れた位置からでも文字が読みやすい。リモコン操作音は小さな「カッ」って音が鳴る。設定からオフに出来る模様。
ファイル一覧はPAV-MP1と違ってサムネイル表示が無いことも幸いしてか待たずに次から次へと操作が出来るし、ネットワークの反応速度を待つといったことも無さげ。
肝心のTSファイルの再生はファイル一覧から「決定/再生/一時停止」ボタンを押すと、ファイル名や再生時間、再生マークの表示はされるが画面は真っ暗なままでタイムカウンタも動かない。ここで再度「決定/再生/一時停止」ボタンを押すと、再生マークが一時停止マークに変わって一時停止状態になる。さらに再度「決定/再生/一時停止」ボタンを押すと、一時停止マークが再生マークに変わって正しく再生が開始される。まあ、この程度ならば普通に使えると思う。MP4ファイルだと、そういったことはなく普通に再生が開始された。
PAV-MP1と違って30秒スキップ、15秒戻しはボタンが無いので出来ない。実はPAV-MP1のリモコンもそのまま使える。ただ、付属リモコンに無いボタンは反応しないので、やっぱり前述の操作は出来ない。他にも再生中の情報表示(解像度とかコーデックとか)みたいなものは無いのか出来ない。再生中にOPTIONSボタンを押しても特に反応は無い。前へ、次へのボタンはPAV-MP1と違い、押した後に再度押す操作は必要なく、よくある音楽プレーヤーみたいに押した瞬間に反応する。あと、音量はテレビ側の音量とは別に本体から出力される音量をリモコンで調整できる。最初の状態だと音量が半分くらいになってて聞こえづらいので最大にした。
トップメニューの設定からファームウェアのバージョンを確認すると、1.0.0だった。本体だけでネットワーク経由のアップデートも出来る模様。最新は2012/10/02に公開された1.0.3ってのがあるらしい。
NMP RTL1185ってサイトによると、MZK-MP02HDはPAV-MP2と筐体デザインからして基板も同じものらしく、ファームウェアMACアドレスチェックさえ抜ければそのまま適用出来るらしい。また、リモコンはPAV-MP1LPと同じものらしい。
とりあえず、本体からの操作でファームウェアは1.0.2にアップデート出来るのでやってみた。残念ながらTS再生時に止まるのと、4:3番組の16:9放送が正方形になるのと、メニューや一覧の上下がループになってないこと、telnet接続できないことは変わらず。本体からの操作ではこれ以上アップデートできないっぽいので、USBメモリに1.0.3のinstall.imgを入れて接続するとファームウェアのメニューにUSBアップデートが出たので実行。残念ながら1.0.2と挙動は変わらず。
次はPAV-MP2のファームウェアPC2.JP.1185.351のinstall.imgをUSBメモリに入れて接続。USBアップデートが出たのでやってみると、ファームウェアの書き込みは無事終了したっぽいが再起動になって画面は真っ暗(HDMI接続の信号はオフにならない)で反応が無い。電源ボタンを押し続けても切れないのでACアダプタを抜く。USBメモリを抜いて電源を再度入れても同様。いわゆる文鎮状態。
USBメモリに再度MZK-MP02HDのファームウェア1.0.3のinstall.imgを入れて接続、電源ボタンを押し続けたままACアダプタを接続すると、HDMI接続の信号が途中でオフになった後、アップデートの画面が出てきて無事終了。再起動時に最初画面が乱れていたが以後は問題なく起動した。てな訳で文鎮状態から無事復活。
ファームウェアのinstall.imgはtarファイルらしく、7-zipなどで解凍できる。package2ディレクトリにsquashfs1.imgがあって、squashfsのイメージも7-zipなどで解凍できる。etcディレクトリのinetd.confを見ると、telnetが無効化されてるので行頭の#を削除してsquashfs1.imgの再圧縮、install.imgの再圧縮をすればtelnet使えるようになったファームウェアを作れると思うんだけど、7-zipsquashfsの展開は出来ても圧縮は出来ないので今日はここで一旦あきらめて終了。
このあたりの話はDN-MP500 FW改造 -日本語化- SWITCH-ONが詳しいので参考になる。
そういえば、MZK-MP02HDのリモコンでPAV-MP1の操作も出来た。上下左右と決定で早送りや再生が出来ない以外はほぼそのまま。違うのはHOMEが青、INFOが設定、OPTIONSが編集、1が早戻し、2が再生、3が早送り、4が前、5が停止、6が次、7も何故か再生、8は情報、9はリピートの1/ALL、*は緑、0は黄、#は解像度。ALL、MUSIC、PHOTO、MOVIE、1〜9、0、DELETE、スロー、リプレイ、スキップ、リピートのA/B、L/R、赤に相当するボタンは無い模様。
PAV-MP1(PAV-MP2だったかも)のリモコンって3,980円もするらしいので、リモコンとACアダプタだけでも2,980円の価値がある気がするってな訳で2台目をポチった(苦笑)