MicroServerでAVIVO使って高速MP4エンコード

MicroServerのセットアップ兼動作テストもひと通り終わってバックアップも取ったので、あらためてAVIVOを使ったA's Video Converterを試してみる。
AVIVOはMicroServerに使えるビデオドライバのAMD Legacy Embedded GPU and Chipset XP Driver 8.961に、AVIVO 10.0.0.40103が含まれているんだけど、C:\Program Files\Common Files\ATI Technologies\Multimediaにインストールされるatimpenc.dllとatixcode.dllはシステムに登録されないので、コマンドプロンプトからregsvr32使って登録してやる必要がある模様。(A's Video Converterで起動時にチェックしてるのはatimpenc.dllだけみたい)

CD C:\Program Files\Common Files\ATI Technologies\Multimedia
regsvr32 atimpenc.dll
regsvr32 atixcode.dll

あと、A's Video ConverterはTSを食うけど上手く処理できないことがあるみたいなので、Haali Media Splitterをインストールしておくのが吉。で、さらにTSのAAC音声が何故か認識されないみたいなので、ffdshowも入れておくのが吉っぽい。
デコードでGPUデコードを有効にするにチェック入れるとCPU負荷が軽くなる。さらにWindows XPMPEG-2のデコードを行う場合はデコードのATI MPEG Video Decoder設定でGPUをDXVAからUVD Fast Decodeにするのが良いらしい。フィルタをフルに使わないとGPU使用率は7%程度と大したことないみたい。
これで適当なTSをH.264(720p)に変換してみると実時間以下の速度でエンコード出来た。試しにFFmpegで同等のmp4を作ってみたら2スレッド実行でも12fpsくらいしか出なかった…。AVIVOすげー。
何か変人窟さんに拾われてたので以下2014/03/11追記。
今はregsvr32よりもDSF/MFT Viewerを使う方がお手軽で確実だと思ってる。
あとTSを食わせる場合のスプリッタはHaali Media SplitterよりもMarumo ISDB Splitterの方が動作も安定しててオススメ。
ちなみにAVIVOを使ったエンコードは高速だけど、x264とかでエンコードした画質とは比べものにならない。めちゃくちゃ悪いとは言わないけど、大した画質じゃない。悪く言えばのっぺりした絵作り。パラメータいじれば多少は良くなるかも知れないけど、画質にこだわる人には絶対に薦めない。エンコード速度とかCPU/GPU使用率を重要視する人向け。