ThinkPad X20バックライト交換

昨日、ThinkPad X20のバックライト(冷陰極管)に絡んで色々調べたので、何となくThinkPad X20を興味本位でバラしてみることにした。バックライト切れのヤツなので気軽にバラせる。
具体的なパーツ構成はLenovoの部品情報に書いてある、図解されているので判り易い。
X20は本体側をバラさなくても、液晶パネル下部の左側、中央、右側の3箇所と両サイドの上下2箇所ずつにある目隠しシールをカッターナイフの先などで浮かせて剥がし、中のネジを外せば液晶パネル正面の額縁に相当するカバーを下にスライドさせた後、上に持ち上げて外すことが出来る。
あとは液晶パネル本体左右の金属フレームとヒンジを繋いでいる部分のネジを左右2箇所外せば、左右の金属フレームが付いた状態で液晶パネルが取り外せる。この時、パネル上部のインバーター基板に繋がっているバックライトのコネクタと、パネル背面に繋がっているフラットケーブルを抜いておく。(どちらも止め具は無く、引き抜くだけ)
液晶パネルの左右の金属フレームは両サイドの上下2箇所ずつのネジで止まっているので取り外し、液晶パネル本体だけになったら左サイド中央と下部の透明テープと、上部右側の黒いテープを剥がして、背面上部の金色の金属板を止めている背面上部左右2箇所と両サイド1箇所ずつのネジと、背面下部の基板を留めている左側2箇所と右側1箇所のネジを外す。

ちなみにこの液晶パネルユニットは裏面下部にFRU 05K9676、P/N 07K5500と書いてあるが、裏面上部に貼ってあるシールにはBL P/N 07K5540と書いてあった。液晶信号インターフェースのピン数が書かれたサイトには07K5540で載ってたけど、Lenovoの部品情報には05K9676で載ってる。
背面下部の基板から液晶パネルに繋がるフラットケーブルを抜く。(基板側のコネクタを上に跳ね上げてやれば、フラットケーブルが抜ける)
背面下部の基板を持ち上げて表側に回す。その際、背面下部の基板をカバーしている白い絶縁シート部分と基板部分は分離させる。この状態で液晶パネル正面の額縁部分の金属フレームを下から浮き上がらせ、基板部分と白い絶縁シート部分を上部に引っ張りながら額縁部分の金属フレームが引っかかっている上部を外す。


パネル上部の左右の角に付いている白いプラスティックのような角のカバー(ゴム製)をコードを残して、左右に引っ張り取り外す。このゴム製カバーを取り外すと見える部分がバックライト(冷陰極管)の左右の半田付け部分なので、どちらか一方の配線の半田付けを剥がすか切るなどをして、冷陰極管を抜く。

冷陰極管には中央あたり(抜いた時の状態によっては左右どちらかに偏っている可能性あり)に細いゴムリングが通してあるので交換前に抜いておく。

うちのX20は冷陰極管の両側が古くなった蛍光灯のように黒ずんでいて、片側が根元で折れていた。そりゃ、バックライト光らんわ(笑)しかし、本当に細い蛍光灯みたいなモンなんやねぇ〜。

ちなみに冷陰極管の長さは253.5mmくらい、ただし、左右に取り付けているゴム製カバーによって左右5mmずつ発光部が短くなるので、243.5mm以上の発光部を持っているものなら取り付けられるかと。