SL-C760を久々に完全初期化して再設定(6/1訂正)

ハードウェアリセット

本体底面にある電池ぶたのスライドスイッチをロックから解除にして5秒待ってから、FnキーとHomeキーを押しながら再び電池ぶたのスライドスイッチを解除からロックに戻してハードウェアリセットをかける。

メンテナンスメニュー

ハードウェアリセット後にOKキーを押しながらON/OFFボタンで電源を入れるとメンテナンスメニューが表示される。

完全消去で初期化

メンテナンスメニューから「3.完全消去 (フォーマット)」、「はい(Y)」の順に選択すると数分で「本体メモリーを初期化しました」と表示される。

LANカードを使う

プラネックスCF-100TXは100Mbps対応の数少ないCF型LANカードで、SL-C760では別途ドライバを導入することなく使うことが出来る。

NTPサーバで自動的に時計合わせを行なう

インターネット接続時に自動的にNTPサーバを使って正確な時計合わせが出来るように、ntpdate-autoを導入する。ntpdate-auto ntp-4.1.1b-z-4をダウンロードしてインストールする。

Bluetoothカードを使う

Bluetoothを使えるようにするためにBlueZを導入する。elsiからBrowse Software→Drivers→BlueZ bluetooth stack and drivers→Latest Sharp ROMs (Kernel 2.4.18 based)→2.3-2.4.18d→Click Here→Sharp Rom v1.32→Click Hereと選択してbluez-zaurus_2.3-2.4.18d_arm.ipkをダウンロードしてインストールする。

Bluetoothのデバイス名とパスキーの変更

デフォルトのデバイス名は「zaurus」、パスキーは「1234」となっている。デバイス名は設定→PCリンクの名前で変更して再起動することで変えられる。パスキーはメモ帳では編集できないテキストファイル「/etc/bluetooth/givepin」を書き換えないといけないので、ZEditorを導入する。「ipkg形式のファイル(zeditor_3.5.4_arm.ipk)をダウンロードする」を選択し、ダウンロードしてインストールする。アプリケーション画面にZEditorのアイコンが出来るのでペンで長く押し続けて「ルート権限で実効する」にチェックを入れておく。
尚、PCリンクで設定した名前とは別のデバイス名を割り当てたい場合や、クラス(デバイスタイプ)がパームサイズ/PDAとなっているのを変更したい場合は、/etc/bluetooth/hcid.conf の device にある name や class の値を書き換える。

ザウルスをON/OFFするとBluetoothが使えない

Bluetooth CFカードを差している状態でON/OFFボタンを押してザウルスをサスペンドさせると、再びON/OFFボタンを押してザウルスをレジュームさせた際にBluetooth CFカードが差し込まれていることは認識されているものの実際にはBluetoothが使えない状態になってしまうが、カード取り外しを行ってCFカードを抜き、再度差し込むことで復旧する。
これを自動的に行うための方法も存在するが、ザウルスのON/OFFを行うたびにBluetooth CFカードの再認識で電池を消耗するので私的に使っていない。
…と思っていたら、Zaurusと京ぽん2でBluetoothダイアルアップ #3にuart接続の物に関しては/etc/pcmcia/bluetoothのsuspend_serial()とresume_serial()の中身のコメントアウトをはずせば、レジューム後2〜3秒でほぼ確実に再認識するようになったとある。うわ、チェックしてみよう。

Bluetoothダイヤルアップ接続を使う

Bluetoothダイヤルアップ接続を行うためにBluetooth Dialup Network Pluginを導入する。作者のmaikichiさんのページは消滅しているので私的なミラーからbtdun-plugin_0.5_arm.ipkをダウンロードしてインストールする。

Bluetooth機器の検索を行う

Bluetooth Dialup Network Pluginを使う際、接続先のBluetooth機器のデバイスID(デバイスアドレス)が必要になるが、これが判らない場合はコマンドでBluetooth機器の検索をして確認する必要がある。これを簡単に行えるようにRunItを導入する。「0.0.2 バイナリ」を選択して runit_0.0.2_arm.ipk.bin をダウンロードする。
このままではインストールできないのでファイル名末尾の「.bin」を削除するためにTree!Explorer QTを導入する。「treeexplorer_1.7.9_arm.ipk ( 204KB ) のダウンロード」を選択し、ダウンロードしてインストールする。アプリケーション画面にTree!Explorer QTのアイコンが出来るのでペンで長く押し続けて「ルート権限で実効する」にチェックを入れておく。
Tree!Explorer QTを使って runit_0.0.2_arm.ipk.bin を名前の変更で runit_0.0.2_arm.ipk に変えてからインストールしたら、アプリケーション画面に出来たRunitを起動して、Configureを選択し、Labelに「Bluetooth機器検索」と入力、Show resultにチェックを入れ、最下部の欄に「hcitool scan」と入力してOKで閉じる。
これで次回からRunitを起動して「Bluetooth機器検索」を選択すると何十秒かして近くのBluetooth機器のデバイスID(デバイスアドレス)とデバイス名が表示される。これらはペンで選択してFn+Cでコピーしたり出来る。
他にも「hcitool dev」で自局アドレスの表示、「sdptool search DUN」でダイヤルアップ接続時に使うチャンネル番号を調べたりできるし、「cardctl eject 0&&sleep 2&&cardctl insert 0」でCFカードの再認識が行えるので、これらもRunitに登録しておくと便利かも知れない。

EMOBILE H31IAでBluetoothダイヤルアップ接続する

ネットワーク設定からダイヤルアップ接続の追加でPPPダイヤルアップ接続 [Bluetooth]を選択して、名前に「H31IA」、ユーザー名に「em」、パスワードに「em」、電話番号に「*99***1#」(もしくは「*99#」)を入力し、デバイスノードの自動作成にチェックを入れ、デバイスIDにH31IAのデバイスアドレスを入力する。EMチャージのUSIMカードを使っている場合はモデムのタブにある初期コマンドを「ATZ」から「AT+CGDCONT=2,\\042IP\\042,\\042rtc.data\\042」に変更して、電話番号を「*99***2#」に変更する。(通常のUSIMカードの場合はrtc.dataの箇所がemb.ne.jp、AT+CGDCONT=2の箇所がAT+CGDCONT=1になる。)
ちなみにザウルスのダイヤルアップ接続で実際にATコマンドを送出するchatコマンドが「"」を受け付けてくれないので「\042」で記述している。「\」自体もエスケープ記号として認識されるので、これを防ぐために手前に「\」を付加してエスケープ記号としての認識を打ち消している(Special Thanks TAKETYON)。

Opera 7.25のインストール

Operaを配布していたOfficial Cacko Feedは閉鎖しているが、直接リンクを指定すればopera_7.25-lite-2_arm.ipkopera-chartable_7.25-2_arm.ipkをダウンロードしてインストールできる。これらのリンクが切れている場合はオイラ的ザウルスSL-C 1000利用法。から入手できる。
このままでは使えないのでqshdlgから「qshdlg_0.6.2-1_arm.ipk」を、tro @ boxer-jから「opera7-jpn-helper Ver 0.0.2a qshdlg版」をダウンロードしてインストールする。
Opera Browserはアイコンの無いNetworkというタブに出来てしまうのが少し鬱陶しいので、ホーム画面設定でアプリケーションに移動させてNetworkのタブを削除する。また、起動時にデフォルトのページが表示できずにエラーとなるので、Menuキーを押してPreferences [P]のGeneralを選択し、Home page addressを任意(例:http://www.google.co.jp/等)に設定する。ついでにScrolling modeもGrab and moveからScroll with selectionに変えておくとペンで文字を範囲選択してコピーや貼り付けが出来るので便利になる。