To HeartのLDチェック

再生環境は以下の通り。

先日みやびんが言ってたノイズっぽい映像だけど、確かに全体的にザラザラ感がある。ただ、この映像はソースの問題みたいで、その証拠にOPアニメはそういったザラザラ感が全くない。DVDでそのザラザラ感がないのはデジタル処理(取り込み)の時点でそのザラザラ感(細かい所)まで取り込む事ができずいわゆる映像の一部損失がなされた結果じゃないかと思う。もしくはDVDの映像ソースの方が良かったか。(でも、ほぼ同時期発売だから、それは無いように思える。)
次に映像の安定度。これは完全にプレイヤーに依存している。うちでは完全と言わないまでも、ほぼ完全に安定した映像が得られた。さらにエッジ。これも最初はLDだからDVDよりエッジが甘いのは仕方ないかと思ったら、ソースの影響っぽい。やはり、OPで見ればLDでもかなり綺麗なエッジを見せてくれ、文字などはスムーズかつシャープな雰囲気を感じ取れる。ただ、これもDVDのように完全とは言わないまでも、ほぼ完全な映像感を与えてくれているように思う。
総合的に考えると、映像の安定度はアナログ出力の映像をいかに安定して出力するかというLDプレイヤーの性能がほぼイコールになると思う。エッジに関しては映像ソースの問題もあるけど、DVDがあまり細かい所までを再現できない為にやたらと尖ったような映像(よく言えばシャープな映像感)を見せてくれるので、それに比べて劣っているように思えるが、逆にやわらかく微妙なセル
原画のタッチを再現しているんじゃないかと思う。ザラザラ感は明らかに映像ソースの問題だと思う。ただ、この映像ソースはどうもデジタル的なザラザラ感があるように思える。テレビ放送の時もそうだったけど、その時はテレビ放送だからと思ってた。これは恐らくソースの映像出力に何らかのデジタル処理(アニモ、エフェクト等)を加えているせいじゃないかと思う。
と、いう訳で元々の映像から細かい部分をそぎ落とす事で、微妙なやわらかさと同時に細かいザラザラ感を取り去ってしまうが、デジタル出力であるがゆえ、出力映像はアナログ的な揺れ、ジッターノイズのないDVD。
ありとあらゆる元映像ソースの状態をありのまま伝え、再生プレイヤーによってはそのぎりぎりの細かいニュアンスまで見る事ができるものの、逆に言えばプレイヤーのクラスにより、細かいニュアンスやアナログ的な揺れ、ジッターノイズの出力系を完全に取り去る事はできないLD。
プレイヤーによる差はDVDをPCで再生するのでなければ、事実上ほとんど差はないと思う。
逆にLDプレイヤーは出力系にデジタル処理(映像の安定化、ジッターノイズの除去)を使っていない下位モデルと上位モデルの差はかなりあると思う。(まあ、最近のプレイヤーはそれでも僅差になったけど。一時期の安物プレイヤーは本当にひどかった。)