KX-29HV3到着&動作確認

玉津から高速に乗ってTAKE宅へ。KX-29HV3を繋いでセッティング。RD-XS53の出力1をS端子で接続、ついでに出力2をS端子KX-34HV2に繋いだまま、D端子出力をPGM-200R1JXSELECT-D4経由で接続して、モニター3台を横一列に並べて、RD-XS53の見るナビ画面。チューナー画面。DVDビデオや16:9ソース、4:3ソースを色々と比較しながら再生。
KX-29HV3の状態は非常に良好。凄く良い状態の中古だった。リモコンもほとんど新品同様。しかし、KX-29HV3って本体上面に背面のビデオ入力4と同じモノがあって背面未使用時に使えるのね。便利だ。すべてS1端子だし、ID-1信号にも対応している。あとは設定は全てリモコンで出来るようになってて、ビデオ1〜4にはVHS、8mm、Beta、LDなど好きな名称がつけられる。
KX-29HV3KX-34HV2インターレースは交互に走査線がチラチラすることで尖鋭的なギラギラ感、良く言えばシャープな映像に見えるんだけど、これはその部分が白飛びしたような状態にもなるので本来の絵(アニメでいえばセル画)からは脚色された状態になってるんだと思う。ただ、これまでずっとインターレースのテレビの絵を見慣れている状態だけに、これが綺麗&普通&見やすいと思ってしまう。
PGM-200R1Jプログレッシブは逆に走査線が見えないかわりに、「尖鋭的なシャープな映像に見えない」ので、比べて見るとボンヤリした映像(AV評論系の言葉で言えば『眠い映像』)に見えてしまうかも知れないが、止め絵で見る限り、あきらかにプログレッシブの絵は自然で綺麗。一般的なプログレッシブテレビと比べて、素のままの何の加工もしていない絵を出すせいか、より普通に一枚の綺麗な絵に見える。ただ、これが動画で綺麗に動けば悪くはないんだけど、どうしても秒間24コマのアニメーションとかを秒間30コマのプログレッシブにしちゃうと、動きが妙になったり、綺麗にプログレッシブ化されない場合もあるので、それがまた余計に眠い映像に見えるのかも知れない。
24コマの絵をスムーズに動かそうと思うとリフレッシュレートを上げるなどして、極端な話、24コマと30コマのどちらでも表現できる秒間120コマとかにするとスムーズな動きになるんだと思うが、PGM-200R1Jは60Hz固定なので、それは望めない。
インターレースだと秒間30コマでも、1コマを2フィールドであらわすから、1秒間に60フィールド変化することで、秒間24コマがよりスムーズに映像が変化するように見えるから綺麗に動くんだと思う。
見るナビ画面などは文字が明らかにクッキリしてるんだけど、これはD端子接続なのでYUV完全分離されているから、S端子接続みたいに文字に色ずれっつーか、ゴーストっぽいモノが乗らないんだと思う。これは、KX-29HV3でもRGB端子に接続するD端子アダプタがあれば実現できると思うんだけど。
あとは、KX-29HV3のS1端子対応(ID-1信号も対応)は便利やね〜&綺麗やね。ちゃんと、V圧縮されて表示されるので密度も上がって、走査線も見えにくくなり、擬似的にプログレッシブ的な画面になるのが、また綺麗で気持ちいい。
トータルで考えれば、PGM-200R1JよりはKX-29HV3のほうが普段使うには色々と便利。ただ、あのプログレッシブ画面を見てしまうとPGM-200R1Jも捨てがたいが、結局プログレッシブで文句の無い再生装置や映像ソースがどれだけあるかを考えたり、入力端子の貧弱さ、スクイーズ非対応であることを考えると、やっぱKX-29HV3なのかなぁ・・・。と、今日まで見た感触での自分の判断。