Moto E5ファーストインプレッションつかレビュー的な

パッケージ

Moto E5のパッケージはMoto Zシリーズと同様な箱で、色は上面がオレンジで側面が黒。上箱と下箱を封印するモトローラマークの透明シールは右側面の1箇所だけだった。

開封するとゴールドの本体、その下の台座を取ると、取扱説明書とSIMトレイ取出しピンと保証説明書、その下に白いイヤホンマイク、白くてコードの太いmicroUSBケーブル、モトローラマークの入った白いUSB ACアダプタが入っていた。

初回設定

電源入れようとすると画面に電池残量がほぼ空の表示が出て入れられないのでAnkerの5ポートUSB Type-C付きUSB ACアダプタで充電開始。3%程度になったところで電源ON。起動時のハロー!モトの音声とアニメーションはMoto Zシリーズとほぼ同じだけど、motoロゴじゃなくmotorolaロゴで、Lenovoロゴに変わるアニメーションは無かった。代わりに右上隅にLenovoのロゴが出ている。そういえば、本体前面下部もmotoじゃなくmotorolaだった。パッケージは側面の隅にLenovoのロゴがあるだけ。

初回設定はMoto Zシリーズとほぼ同じ、日本語を選択、Wi-Fiに接続(5GHz帯には対応していない模様)、各種の事項に同意、PINと指紋を登録、Googleアカウントを設定など。ただ、最後にOutlookの設定項目があった。こちらは設定せずにキャンセル。ホームはAndroid 8.0標準のPixelランチャー相当のものでモトローラによるカスタマイズが行われている模様。

本体の印象

本体サイズはMoto Zより細く、高さはMoto Zとほぼ同じ。側面がラウンドしているので持ったカンジや見た目は薄く感じる。重量バランスが良いのか重いとあまり感じない。指紋センサーは背面のモトローラマーク部分で、Moto Zシリーズ同様に指紋認証速度は反応が早くて好印象。カメラの出っ張りはほぼ無い。側面は軽くラウンドしているが机の上に置いてもガタツキはあまりなく転がったりもしない。

質感も塗装も悪くなく好印象。これで税込2万切るんだから、電子コンパスジャイロセンサーが無いことが問題にならないなら非常に良いと思う。画面が720Pで、メモリが2GBで、ストレージが16GBで、NFCが付いてないのは値段相応。むしろ、18:9画面や4000mAhのバッテリー、指紋センサーや前面フラッシュがあるのが驚き。

OSの動作

デフォルトの通知音はハロー!モトの音声前に流れるベル音になっている。Chromeでのブラウザ表示や操作は非常に快適。画面の四隅はわずかに丸くなっているので、フルスクリーンや画面を上側(横持ちの時は左側)に寄せて表示される場合は、角のギリギリの部分が表示されていないんじゃないかと思われる。

スピーカーは前面の受話口部分にある。音質は思ったよりも良い。音量も十分にあり、音がくぐもったり、割れたりしていない。照度センサーは横持ちをした際に手で隠れやすく、明るさ自動調整にしていると想像以上にダイナミックに明るさが変わるので注意が必要。

アプリの動作

リズムゲームを適当に遊んでみた。スクフェスは18:9画面でも問題なく中央に4:3のメイン画面が表示され、左右は黒帯が付くが、ホーム画面の壁紙回転エフェクトなどは黒帯部分にも表示される。ライブはHARD以上になるとリズムアイコンの動きが少しぎこちなくなる場合があるが、まあプレイできないことはない。
デレステは18:9画面を意識出来ていないのか、16:9画面が左端に寄って表示される。右側には黒帯が付く。3D標準でのライブは意外に動いている。ただ、ポリゴン量が増えたり、動きやエフェクトの多い場面になるとぎこちなくなる。リズムアイコンもREGULARあたりから既に一部動きがぎこちない場面が出てくるので、PROやMASTERではノーツが繋がらない場面もあるかと思う。2Dの場合は確認していない。
フォトカツもデレステと同様。こちらは縦画面なので上側に寄って表示され、下側に黒帯が付いている。ライブに関してはデレステよりも重い場面が多いだけに、初級の段階で背景のCGの動きがぎこちない場面が多々見られる。上級や伝説級になると、リズムアイコンの動きもぎこちなくなり、タップミスに繋がる場面もあった。
テレキングプレイは18:9画面を意識出来ているのか、横画面時はソフトキーのエリアは確保した状態(ソフトキーのボタンは表示されていない)で、16:9画面の左右に細い黒帯を付けてテレビ画面を表示するようになっていた。

センサーの有無

センサー類はSensor Kineticsで見ると、加速度計、近接センサー、光センサはあるが、ジャイロスコープ、磁場、重力センサ、直線加速度、回転センサ、周囲温度、圧力センサー、相対湿度がない。マップで見てみると、電子コンパスが無いので地図の自動回転(手動回転は出来る)や3D地図に出来ない。センサーハブ(ステップセンサー)はあるようで、j4velinのPedometer(歩数計)が動作した。

プリインストールアプリなど

アプリドロワーは、カメラ、カレンダー、スプレッドシート、スライド、ドキュメント、ドライブ、ファイルマネージャ、フォト、ヘルプ、マップ、メッセージ、時計、設定、電卓、電話、壁紙、連絡帳、Chrome、Duo、FMラジオ、GmailGoogle、LinkedIn、Moto、Outlook、Playストア、Play Music、Playムービー&TV、YouTubeだけしか入っていない。
カメラ、ファイルマネージャ、FMラジオ、Motoはモトローラ独自で、これまでのMoto ZシリーズやMoto Xシリーズ等と違い、LinkedInとマイクロソフトOutlookが新たに加わっていた。尚、GoogleのPlayゲーム、Keep、Google+、ハングアウト、翻訳などはプリインストールされていない。