ISOをUSB/eSATAのCD/DVDとして認識するHDDケース ZM-VE200

ZM-VE200に早速手持ちのSeagate 160GBを取り付けて使ってみる。取り付けを説明書通りに行おうとするとHDD付けた状態で上手くケースに入らなかったので、先に基板側をケースにネジで固定して、反対側のカバーを左右のネジはずして、そこからHDDを差し込んで基板側と接続。カバーをネジで止めなくてもとりあえず閉まるので、そのまま使ってみることに。HDDは後日500GBに交換したいしね。あと、結構カッコいい皮っぽいHDDケースが付いてくる。装着したまま液晶も見えるし、操作も出来るし、コネクタも繋げられるので、これに入れておけばカバーがはずれることもないだろう。
本体はミニUSBとeSATAコネクタ、ライトプロテクトスイッチがある。あと白い液晶パネルと青色のアクセスランプ、ISOイメージの選択などに使うジョグ&プッシュキー。USBでPCとつなぐと液晶が点灯。ライトプロテクト状態、「D」の文字、温度、チェックマーク(HDDの状態を表す模様、チェックマークはGoodの意味らしい)、NO-_ISOと現在ISOイメージがマウントされてない旨が表示されていて、PC側からはメディアの入ってないDVDドライブとHDDとして認識している。
「NO-_ISO」(または「End of List」)の状態でジョグを押し込むとハードディスクの型番「ST9160310AS」、「5SV85HV7」、「______PE01000000」、このHDDケースの型番&ファームウェアバージョン「ZMVE200-v1.00.00-57N」などが順次表示される模様。
ジョグを下側に長押しすると液晶パネルのバックライトOFFが出来る。再びジョグを適当に触るとバックライトがONになる模様。
ISOイメージはルートディレクトリに「_iso」フォルダを作って入れることで認識するらしい。早速作って2つほどISOイメージを入れて、ジョグを上下に操作するが反応なし。
しかし、ジョグを上側に長押しすると再認識するみたいで、入れたISOイメージの名前が表示された。この時点ではまだマウントされていない模様。ジョグ上下で「Begin of List」、ISOイメージファイル名…、「End of List」とファイル選択が出来る。押し込むとマウントされる。マウントされると液晶パネルのライトプロテクト状態の右側に「◎」が表示される。これがマウント状態を表すっぽい。ジョグを上下に操作するとアンマウント(OS側から取り出し操作を行ってもアンマウントされる)され、違うISOイメージを選択してマウントすると即座にメディアが入れ替えられたかのように動作してくれる。
「Begin of List」(または「HDD-MODE」)を選択して押し込むとDUAL-MODE、HDD-MODE、ODD-MODEの選択が出来る。DUAL-MODEがデフォルトの光学ドライブ、HDDと認識する状態。HDD-MODEがHDDのみ認識する状態。ODD-MODEが光学ドライブのみを認識させられる状態らしい。これらは液晶パネルの右側に「D」、「H」、「O」の文字で状態表示される模様。
OSからデバイスの取り外しを行っても電源は入ったままなので、この状態で操作できる。マウント操作を行っても何も起きないが、MODEを切り替えるとOS側にUSBコネクタを抜くことなく再認識される。
ちなみにジョグを上側に押したままUSBコネクタを接続して電源を入れると、いきなりODD-MODEで認識される。前回マウントした状態で電源が落ちていた場合は、そのメディアがマウントされた状態で起動してくれる。
ジョグを下側に入れたまま電源を入れるとHDD-MODE、ジョグを押し込んだまま電源を入れるとDUAL-MODEで認識する(何も操作せずに電源を入れるとDUAL-MODEではなく、電源OFF前の状態で認識される。マウントしていたか否かについても同様。)。
ZALMAN公式サイトは日本語も対応。カスタマーサポートからダウンロードセンターを選択。製品マニュアルのダウンロードを選択。カテゴリーからStorages、Sub CategoryからStorages、ProductからZM-VE200を選択で、英語マニュアルのPDFをダウンロードできる。同様に製品ソフトウェアのダウンロードで、ファームウェアがダウンロードできる。exFATFAT32に対応した末尾がFで終わるものと、NTFSに対応した末尾がNで終わるものの2種類があるみたい。バージョンは1.00.00-61F、1.00.00-61Nだったので、今入ってるものより新しいバージョンみたい。
ファームウェアは_isoフォルダに入れて、ZM-VE200側からISOイメージを選択するように操作すれば、LOADING...と出てファームウェアが書き換えられ、しばらく待つと再起動してUSB機器として再認識される。とりあえず、1.00.00-61Nにしてみた。「Begin of List」の表示が「MODE SELECT」に変わった。確かにこっちの方が判りやすいかも。「End of List」の表示は変わらず、この状態で何度か押し込んでファームウェアバージョンがZMVE200-v1.00.00-61Nになってるのを確認。
そういえば、日本語は「□」(いわゆる豆腐)になってしまうが選択は問題なく出来る。あと_isoフォルダ内にフォルダがあってもちゃんと認識して、そのフォルダ内のISOも選択できる。
日本語は、韓国のioddiodd2511って製品のOEM元が同じZALMANのZM-VE200なので、Supports→DownloadでLanguage Fontの「hira 'あ' Japanese Font file」をファームウェアと同じ手順で入れてやると、日本語フォントが追加されて(ファームウェアバージョンは変わらない)フォルダ名やファイル名の日本語表示が可能になった。ただ、長音記号「ー」や波線「〜」など、一部の文字は豆腐「□」のままになるものがあるみたい。
他にもUtilityにはFirmware Repairなるものがあるので、ZM-VE200からファイル選択とか出来なくなった場合は、Windows側から強制的にファームウェアを書き換えることが出来るっぽい。便利。
そういえば試してないが、BDなISOも認識するとか。