ThinkPadのSystem-unit serial numberを復元する

昨日、BIOS画面でSystem-unit serial numberの部分が空になっていたThinkPad X21。色々と検索してみたところ、ThinkPad hardware maintenance disketteを使えばシステム・ユニットのシリアル番号(S/N)(System board serial numberのことで間違いないと思う)を復元できることが判った。リンク先はThinkPad TransNoteの例だけど、ThinkPad X20やX21でも同様のディスクを使えば出来るっぽいが、Webサイトからダウンロードできると書いてあるのに見つからない。
これはIBMからLenovoに変わった際に消えてしまったか?と思い、「ThinkPad hardware maintenance diskette」で検索すると中華なサイトでThinkPad Hardware Maintenance v1.74を発見。対応機種はX60およびT60までのThinkPadと書いてあるので使えるだろうとダウンロードしてrarファイルを解凍するとIBMのサイトに当時上がっていたようなexeファイルが出てきた。これを実行してディスクを作成。
問題のThinkPad X21をこのフロッピーから起動すると、あとはThinkPad Transnoteの事例に書いてあった通りでメニューから「Set system identification」を選択。が、ここでEEPROMがライトプロテクトされてるので電源を一度切って、入れた時に表示されるIBM ThinkPadロゴの画面でEscキーを押してフロッピーから起動しなおせと出たので、その通りに操作すると次の画面に無事進められた。あの画面をキャンセルするとEEPROMのライトプロテクト外れる仕組みになってたのか(笑)
次に表示されたメニューから「Add S/N data from EEPROM」を選択、「20 - System-unit Serial Number」を選択するために「20」と入力すると、次に書き込むデータを聞いてくる。
画面上には「1S」に続けてモデル名とシリアル番号をハイフンを除いて入力しろとある。これは本体底面のシールに書いてある。ちゃんと貼ってあって良かった。ちなみにシリアル番号の後にスペースを空けて書いてある「01/09」といった数字は製造年月(この例だと2001年9月)なので無視して良いっぽい。
こうして書き込んだデータはメニューの「Read S/N data from EEPROM」で確認できる。Type 40のDataとしてSystem board serial numberが、Type 20のDataとしてSystem-unit Serial Numberがちゃんと書き込まれてるのを確認できた。他にType 08のCPU Card Serial Number、Type 38のDC/DC Card Serial Numberが書き込めるんだけど、手持ちの他のThinkPad X20を見る限り、これは書きこまなくても大丈夫な気がする。
何はともあれ、これでBIOSからSystem-unit Serial Numberが正しく見えるようになり、Lenovo サポート & ダウンロードで型番を自動判別でき、System Updateが問題なく使えるようになり、ThinkPad 機能設定でもマシン・タイプ−モデル、システム・ユニット・シリアル・ナンバーが見えるようになった。