GPD Pocketを色々確認

GPD Pocketを色々と確認。想像以上に重いなと思ったら、当初は約365gとアナウンスされてたけど発売時には約480gとなっていた上に、実測してみたら519.0gもあった。まあ、それでもTransBook T90Chiの718.5g(実測、キーボード込み(公式サイトでは750g))に比べれば軽いんだけど(でも、実はGPD Pocketの方が2mm厚い)。ACアダプタも実測で56.8g(USBケーブル込みだと78.3g)と軽いので一緒に持ち歩いても苦にならない。

GPD純正のGPD Pocket専用ケースの重量は実測で98.0g、ふたの部分はマグネットで固定されるタイプ。さすがに純正だけあってギリギリのピッタリサイズ。ただ、ゴム足部分が当たる部分に凹みとかある訳じゃないので触ったカンジでゴム足のある箇所が若干膨らんでるのが判る。

早速、充電を開始するとファンが回り始めた。どうやら充電中はファンが動作する仕様らしい。2017/07/05版のBIOSからこの仕様になったらしく、古いBIOSを入れるとファンは動作しないんだとか。
充電中は電源ボタン上の左上ランプがオレンジ色に点灯、充電完了後は消灯する。充電完了後もファンは止まらない。電源ボタン上の右上ランプはACアダプタ接続時に白色に点灯、画面点灯時は消灯する。ACアダプタ接続後や電源ボタン短押しで、10秒ほど画面が点灯して左側を上として電池アイコンと電池残量がパーセンテージ表示される。
尚、画面を閉じている場合はキーボード右上にある電源ボタンのランプが見えないので充電中であるか否か(ファンの動作で判るが)、充電完了であるか否かは判らない。
とりあえず、Macrium ReflectのRescue Mediaでバックアップを取るべく電源ON。F7(Fn+7)でブートメニューが出るハズだが、連打しすぎたのかEFI Shellが起動してしまった。exitを入力して閉じると今度はF7押すタイミングが間に合わなかったのか通常起動してしまった。Windows初期設定の言語選択が出たところで電源長押しで画面中央から下部に引き下げてシャットダウン。
ちなみに画面はWindowsタブレットによくある左側が上として画面が表示されるパターン。ただ、その手のタブレットと違ってキーボードが付いていて外せないので上下と左右が逆転して90度回転した状態になる操作は大変。起動時のGPDロゴは最初から回転させた画像を用意して表示している模様。画面回転はOS側で正しくするしか無いようでBIOSやセットアップ中は基本的に回転したままになるっぽい。
再度、電源入れてF7を押す。何やら画面左上に表示が出たらキーを押すのを辞めておいた方が良さそう。Rescue MediaはUEFI 64bitでmicroSDXC 200GB(SDSDQUAN-200G-G4A)に作成したので、ELECOMのUSB3.0接続microSDカードリーダ(MR3-C008BK)でUSB Type-Aポートに取り付けてある。ブートメニューでこれを選択して起動。あとは内蔵eMMC 128GBのバックアップを取得。

バックアップも取れたので通常起動。Windowsの初回設定をひと通り済ませて、デスクトップ画面になった。壁紙が独自なのと、デスクトップ上にごみ箱だけなく、PCのアイコンもある。時計が狂ってるので見てみるとタイムゾーンが自動判別オンだったのでオフに変えて、タイムゾーンを太平洋標準時から日本に変更。ディスプレイは175%の設定になっていた。
ライセンス認証はちゃんと通っており、プロダクトキーは末尾がパッケージ記載のものと一致していた。ちなみにOSはWindows 10 Home 64bit バージョン1703(Creators Update)だった。
そういえば、パッケージには日本独自と思われる製品保証書が入ってたんだけど、GPD×Gecooと書かれており、修理連絡先として株式会社リベルテの住所と連絡先が記載されてた。調べてみるとAmazonのGecooオンラインストアが出て来たので、Gecoo扱いの商品をPCワンズが扱ってるってカタチみたい。
トラックポイントは標準の青いキャップだとフニャフニャして若干操作しづらいが、ThinkPadのクラシックドームがそのまま使えて、高さも隣のキーとほぼ同じか僅かに出る程度なので問題なく使えるっぽい。

ただ、センターボタンが無いのでスクロール動作が出来ないのと、クリックボタンの手前が盛り上がっているので、手前からボタンを押そうとすると盛り上がってる部分が邪魔になるのと、クリックボタンが小さめで操作しづらいことと、トラックポイントの隣がクリックボタンなので片手で(人差し指で操作しつつ、親指でクリックする)操作するのが無理っぽい。
キーボードはキータッチが思ったよりも悪くない。少々打ち込んだ際に平面に当たるような感覚はあるけれど。変則的な配列は慣れ次第で何とかなりそう。とりあえず、普段は日本語キーボード使いなのでEnterの上がBackSpaceだと言う感覚から、BackSpaceとDeleteキーを間違えてまくる。あと、Aキーは隣のCapsキーと隣接していてベゼル枠で囲まれてないので見た目の感覚で他のキーと違うと思って打ち損なったり、隣のCapsを押すまいと気にしすぎて打ち損なったりする。
尚、CapsとA、FnとCtrl、AltとCtrlと;、,と.と/のようにくっついて見えるキーは実はくっついておらず、他のキー同様に独立したキーとなっている。あくまで各キーの間に筐体のキーのベゼル枠が無い(2つのキー分とか3つのキー分とかが一体のベゼル枠となっている)だけなので、その辺は思ったよりも使い勝手は悪くない。
そういえば、充電中はファンがずっと回ってたけど、スリープさせるとファンは停止した。スリープから復帰させてもCPUとかに負荷がかからなければファンは回らないっぽい。
あとはWindows 10のクリーンインストールに備えて、Double Driver(公式サイトの最新版は4.1だけどリンクされた2箇所ともダウンロード出来なかったので今回は窓の杜のDouble Driver 4.1をダウンロード)でドライバをバックアップ。あと、念の為にWindows Product Key Viewerでプロダクトキーを確認してテキストファイルに保存。