KEIANの7インチWindowsタブレット KVI-70Bが届いた

先日NTT-X Storeで注文したKEIANの7インチWindows 10 Home 32bit搭載タブレットPCKVI-70B)が届いていた。今回も佐川急便 羽生店からの発送だった。

付属品はマニュアル、保証書、microUSBケーブル直付けACアダプタ(5V 1.5A)、microUSBケーブル、microUSBホストケーブル。本体には液晶保護フィルムが貼られているようで右上のタブを引っ張って剥離フィルムを剥がした。液晶部分は大丈夫だけどベゼルの四隅には若干気泡が入っていた。

背面はThinkPadのピーチスキンのようなマット加工されたつや消しの黒。左下にシリアル番号と技適の銀色シール2枚が貼られているが、Windowsロゴやプロダクトキー等のシールは貼られて無い。本体上面にはRESETボタンやminiHDMI端子がある。背面カメラやGPS、照度センサーは無い。スピーカーは背面右下、マイクは底面左寄りに搭載。USB端子はmicroUSBで充電端子の兼用になっている。
電源が切れた状態でACアダプタを接続すると縦画面でプラスが右向きの電池が充電されるアニメーションがしばらく表示され、しばらくしたら消える。充電ランプ等は無い。電源ボタンを短押ししてもACアダプタをはずしても画面が点いたりしない。

電源ボタンを長押しすると90度回転した横画面でKEIANロゴが表示、しばらくして縦画面でKEIANロゴが表示された後、Windows 10の初回設定ウィザードが始まって「こんにちは」が表示されるので「次へ」、「これは法的文書です」が出たら「承諾する」、「接続する」が出たら「この手順をスキップする」、「すぐに使い始めることができます」が出たら「簡単設定を使う」、「この PC 用のアカウントの作成」が出たらユーザー名に適当な名前を入力して「次へ」、しばらくして横画面に切り替わって待つとスタート画面(タブレット モード)が表示される。
内蔵ストレージはインテルのSDホストコントローラー接続で東芝の016G70(16GB)、ディスク 0のベーシックで14.66GBと認識されていて、先頭から100MBのEFIシステムパーティション、13.78GBのCドライブ、800MBの回復パーティションとなっている。Cドライブは容量は13.7GBで、使用領域は6.68GB、空き領域は7.08GBだった。Windows 10はバージョン 10.0(ビルド 10240)なので2015/07の初回リリース版(2015/11にリリースされたバージョン 1511(ビルド 10586)=いわゆるTH2では無い)だった。
インストールされているのはVC++2013ランタイムとREALTEKBluetoothとWiress LAN Driver、Kionixのkxspb Sensor I/O devicesドライバとWUDFRd Sensorドライバだけで、追加でアプリ等は入っていない。壁紙もロック画面もWindows 10標準のまま、本来の解像度は1024×600だけど1280×800になってて、表示サイズは125%に設定されてた。
USBハブとしてACASIS H027を使うとモードスイッチが1、2の時に本体を充電しながらUSB機器への給電も行える模様。ただし、ACアダプタを接続しないとUSBハブとして認識されない。モードスイッチが3の時はACアダプタを接続しなくてもバスパワーのUSBハブとして認識するが、ACアダプタを接続しても本体を充電することは出来ず、単なるセルフパワーのUSBハブとして動作する模様。もちろん、完全に電源が落ちている時に繋いでも動作するがモードスイッチが3でACアダプタを接続している場合は、電源を入れるまで本体への充電が一定間隔でON/OFFされるので注意が必要。
USBハブとしてルートアール RUH-OTGU4+Cを使うとモードスイッチがA、Bの時にACアダプタを繋いでおけば本体を充電しながらUSBハブとして、モードスイッチがOTG onlyの場合は本体への充電は出来ないがACアダプタを繋がずともUSBハブとして使える。ACASIS H027と違い、本体へ接続せずにACアダプタとUSB機器を繋いだ場合にUSB機器への給電は行われない(一瞬だけ行われる模様)。こちらもモードスイッチがOTG onlyでACアダプタを接続している場合は、電源を入れるまで本体への充電が一定間隔でON/OFFされる。

完全に電源が切れた状態で音量ボタンの上下と電源ボタンを押し続けると横画面でKEIANロゴが表示された後、黒背景白文字で左上に「Entering DnX mode.」、「Waiting for fastboot command...」の2行が表示される。ボタンを押し続けた状態で待っていると、そのままWindows 10のようこそ画面が表示されて通常起動する。もしかして、別のPCと接続してfastbootモードのUSBドライバを当てておけば、fastbootコマンドで操作が出来るのかも知れない。

電源投入時にUSBキーボードを繋いでおけば、横画面のKEIANロゴが出たところですぐにDeleteキーかEscキーを押すとBIOS画面に入れる。BootタブのQuiet BootをEnabledからDisabledに変更すると次回電源投入時にKEIANロゴではなく、AMIロゴのBIOS情報が表示される。
あと、CドライブのOEMフォルダにある01_BiosFlashフォルダにBIOSアップデータと思われる8MBのファイル「I8170MIPI_V1.7.7_R008_MSSL_GC0310_LogoKeian_S5charger_20150819.bin」が入っていた。一緒にBIOSアップデートツールと思われるfptw.exeや01_flash.bat等のファイル群も入っている。
少し困ったことにWindows 10のコマンド プロンプトを開くとDIRコマンド等の表示で日本語が文字化けしている。chcp 65001でコードページをUTF-8に変更した後、chcp 932でシフトJISに戻しても同様。プロパティからフォントを選ぼうとしてもラスター フォントしか選べない。レジストリの\HKEY_LOCAL_MACHINES\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Console\TrueTypeFontには932の*MS ゴシックが無かったので文字列値を新規作成したが同様。
そこで、コントロール パネル→デスクトップのカスタマイズ→フォントを見るとMeiryo UI、MS P ゴシック 標準、MS P 明朝 標準、MS UI Gothic 標準、MS ゴシック 標準、MS 明朝 標準、メイリオ、游明朝すら入っておらず、日本語フォントはYU Gocthic UI、游ゴシックしか入っていないことが判明(汗)てな訳で、レジストリに932の*游ゴシックを作成してから再起動で無事にコマンド プロンプトのプロパティでフォントに游ゴシックが選べるようになった。サイズは16を選んでみた。
が、無線LANを接続したところ、先ほど入っていなかった日本語フォントが片っ端から自動的に追加された(汗)