Raspberry Pi ZeroのMPEG-2ライセンス購入

Raspberry Pi ZeroのMPEG-2再生でCPU使用率が100%になってしまう件について調べると、Raspberry PiにはMPEG-2の動画再生支援機能があるが、これを使うにはMPEG-2のライセンスキーを購入して設定する必要があると判った。購入にはRaspberry Piのシリアル番号が必要とのこと。
早速、適当な8GB以上のmicroSDカードにRaspbian with PIXELを書き込んで起動。ターミナルからcat /proc/cpuinfoでSerialの番号を確認。後日、TAKEからLibreELECでも歯車アイコン→システム情報→ハードウェア→Serialを確認することが出来ると教えてもらった。Raspbian使わなくても良かった。
Raspberry Pi StoreのMPEG-2 license key購入ページを開き、Serial numberにシリアル番号を入力して、ADD TO CARTを押し、Check out with PayPalを押す。(予め、PayPalのアカウント登録は済ませておく。)
PayPalアカウントをお持ちですか?と出たら、ログイン。PayPalで支払いが出たら、メールアドレスとパスワードを入力して、ログイン。配送先と支払方法を確認して、同意して続行(PayPalの手数料は高いので、通貨換算オプションを表示する→カード会社による換算を選択して、同意するで、クレジットカード会社の手数料を使うようにした)。
Secure Checkoutが出たら、Email Addressにメールアドレス、First Nameに名、Last Nameに姓、Company Nameは個人なので空欄のまま、Phone Numberに電話番号の頭から0を取って+81-を付加したものを、Address Line 1とAddress Line 2に部屋番号やマンション名、市区町村以下の住所、Suburb/Cityに市区町村、CountryからJapanを選択、State/Provinceに都道府県、Zip/Postcodeに郵便番号を入力して、Bill to this addressを押す。(当然ながら姓名や住所などはローマ字で、住所は番地から逆順に書く。)
注文内容を確認して、Proceed to Paymentを押す。(2017/05/22現在、カートに入れた直後は2.40ポンドだったが、支払い金額は2.00ポンドになっていた。PayPalだと手数料込みで1ポンド=約152円だったので、約304円になるハズ。今回はVISAの手数料を使って支払ったので295円だった。)
すぐにRaspberry Pi Storeからメールが届くが注文内容のみでライセンスキーは記載されていない。MPEG-2 license keyのDownload FilesでダウンロードできるPDFに記載されているが、ライセンスキーは72時間以内に生成され、送信されるとのこと。今回の場合は約2時間後に「Your license keys」の件名でライセンスキーを記したメールが届いた。
LibreELECを適当な1GB以上のmicroSDカードに書き込んで、Windowsからドライブとして見えるFATパーティションにあるconfig.txtを改行コードがLFでも扱えるテキストエディタGreenPad等)で開き、# decode_MPG2=0x00000000となっている箇所を(無ければ末尾にでも)届いたライセンスキー(decode_MPG2=xxxxxxxx)に書き換える。
LibreELECを起動して適当なMPEG-2ファイルを再生してみたところ、1920×1080のフルHD解像度でも、Windowsネットワーク共有フォルダ経由でもCPU使用率が100%張り付きになることもなくスムーズに再生されるようになった。

本来ならばKODIの設定でハードウェアアクセラレーションを有効にしなければならないらしいが、LibreELEC 8.0.1では歯車アイコン→プレイヤー設定→通常設定を詳細設定に変更→ビデオ→ハードウェアアクセラレーションを許可 - OMXPlayerがデフォルトでONになっていた。