ECSのLIVA MINI PC KIT(64GBモデル)にDebian GNU/Linux 8.2.0 64ビットを入れたら、カーネルが3.16.0.4-amd64でPX-S1UDのDVBドライバが入ってるので早速PX-S1UDを取り付けて使えるかを試してみた。とりあえず、インストール後にやった部分も含めてメモ。基本的にrootで作業してる。
- CD/DVD無しでのインストール
apt-getコマンドでインストールする際にCD/DVDの挿入を求められたので、インストール元リストからdeb cdrom:で始まる行を削除した。
cp /etc/apt/sources.list . sed -e 's/^deb cdrom:/#deb cdrom:/' ./sources.list > /etc/apt/sources.list apt-get update
- Windows名前解決の導入
DHCPサーバからIPアドレスを自動割り当てしている場合、現在のIPアドレスをその都度調べるのが面倒なのでSambaをインストールした。
apt-get -y install samba
- sshでのリモート接続
WindowsマシンからPuTTY等でリモート接続できるように、sshをインストールした。
apt-get -y install ssh
- ディスプレイ無しでの起動
ディスプレイを接続していないとGRUB2の起動中に止まってしまうので、シリアルコンソールの設定に切り替えた。
cp /etc/default/grub . sed -e 's/^#GRUB_TERMINAL=console$/GRUB_TERMINAL=serial/' ./grub > /etc/default/grub update-grub2 reboot
- PX-S1UDのファームウェアの導入
ドライバに含まれるファームウェアを用意しないと使えないので、unzipをインストールして解凍後に/lib/firmwareディレクトリを作ってコピーした。
apt-get -y install unzip wget http://plex-net.co.jp/plex/px-s1ud/PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip unzip PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip mkdir /lib/firmware cp PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1/x64/amd64/isdbt_rio.inp /lib/firmware/ reboot
- 録画コマンドのインストール
recpt1をPX-S1UD対応に改造したrecdvbのソースを取得してビルドした。autoconf、automake、gcc、makeが必要なのでインストールした。
apt-get -y install autoconf apt-get -y install gcc apt-get -y install make wget http://www13.plala.or.jp/sat/recdvb/recdvb-1.2.0.tgz tar xvzf recdvb-1.2.0.tgz cd recdvb-1.2.0 ./autogen.sh ./configure make make install
- 録画テスト
アンテナを繋いでUHF 13ch(関西ではNHK教育)を30秒間録画してみた。
recdvb --dev 0 13 30 uhf13.ts