ThinkPad X21+DY-UD200で地デジ録画

CPUがPentiumIII 700MHz、メモリが384MBと、最近のPCからすると低スペックなThinkPad X21(2662-65J)とUSB地デチューナー DY-UD200の組み合わせで地デジ録画できるかおとといから動作チェック。
ThinkPad X21はWindows XP Professional SP3をクリーンインストールし、ビデオドライバ、バッテリーメーター、オンスクリーン表示などの最低限のパッケージを導入。
さすがに最大12MbpsのUSB1.1では地デジ最大17Mbpsの転送に間に合わないだろうとAREA(エアリア)のツライチUSB2.0SD-CBU2-Z1)を用意し、付属の補助USB電源ケーブルダイヤテックのモバイルクルーザー(PLS5USB)に接続して5V 1Aのバスパワーを確保した。
DY-UD200_w_WinUSB.zipのInstall.exeでドライバは問題なく導入完了。なるほど、まだ一度もDY-UD200を認識させてない状態だと、Install.exeで導入できるんだ。この後、DY-UD200をツライチUSB2.0のUSBポートに接続したところ、無事認識した。
BonDriverはBonDriver_dyud_v65530.zipを使用、解凍して出来たBonDriver_dyudフォルダをC:\に配置。BonDriver_dyud.dll.iniをメモ帳で開いて「InformationDialog=1」の箇所を「InformationDialog=0」に書き換えておく。
次にTVTest_0.5.28.zipとRecTest_0.2.0.zipを解凍してexe群をBonDriver_dyudフォルダに配置。TVTestやRecTestに必要なMicrosoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)を導入。さらにTVTestでMPEG-2デコーダが必要になるのでMPV Decoder Filter (Compiled by ICC)を解凍してNormalフォルダのMpeg2DecFilter.axをInstall.batと同じフォルダに置いてInstall.batを実行し、登録しておく。登録が終わった後、Mpeg2DecFilter.axはこれから使うことになるので削除してはいけない。
これでTVTest.exeを起動してチャンネルスキャンすれば、ちゃんと受信できるがCPUパワーが足りないのでマトモに絵は出ない。メニューから再生オフにでもしておくのが吉。TVTest.exeを終了して、RecTest.exeでも同様に受信できるかチェック。
この状態でRecTestで録画してみるとCPU使用率は大体40%前後で50%を超えない程度。いくつか録画してみたが、ドロップ無しで録画できるものもあれば、数個程度のドロップが出るものもある。CPUパワーが足りてないと言うより、放送局から飛んでくるパケットの内容でドロップとなるように見える。
さらにTvRockOnTVTest_4.zipを解凍して、Pluginsフォルダに配置、最後にTvRock09s2.lzhも解凍してexe群をBonDriver_dyudフォルダに配置。DTune.batを起動して初期設定を行う、視聴・有の欄にはTVTest.exe、オプションは/d BonDriver_dyud.dll /DID A、視聴・無の欄にはRecTest.exe、オプションは/d BonDriver_dyud.dll /DID A /tvrockを設定。
あとはTVRockの設定で、PCの時計が狂ってて番組末尾が欠けることのないように録画基本設定タブの録画終了時間デフォルトを30秒に、録画時にCPU負荷が軽いように視聴・録画デフォルトを録画のみに、放送波で時計合わせが出来るようにシステム設定タブのコンピュータ設定からTvRock内部時計を放送波時刻に合わせるにチェック、CPUパワー不足でアプリケーションの動作が緩慢な場合に対応できるようにチューナータブのチューナーアプリケーション起動時のウェイトとチャンネル選局後のウェイトを10秒に、同じく録画時にCPU負荷が軽いようにTvRock DTV Targetの録画中に番組情報の更新を行わないにチェック。
これでTvRockからRecTestを使って予約録画してみるとCPU使用率は大体60%前後で75%を超えない程度。ドロップについてはRecTest単体の時と同様で、ドロップ無しで録画できるものもあれば、たまに数個のドロップが発生するものもあった。
しかし、連続する番組を録画すると前の番組が後ろ1分欠けることになるんやな〜。待機時間デフォルトが60秒だからか。
何にしても低スペックなPCで地デジ録画が比較的安定して行えるようになった。ひたすらDY-UD200を解析された各人とBonDriver_dyudの作者である◆hrmrxbtvKo氏には感謝してもしきれない。