プレイステーションエミュレータ PCSX

エミュレータ本体のダウンロード

自分のThinkPad T22(P3-800、256MB)でプレイステーションエミュレータPCSXを試してみる。こいつは互換BIOSを内蔵しているので、プレステからBIOSを抜く手順が省けてお手軽。まずは公式サイトの「Files」から「Pcsx build 1.5」をダウンロード。
http://www.pcsx.net/

プラグインのダウンロード

これだけでは動かないのでビデオ機能を担当するGPU、サウンド機能を担当するSPU、CD-ROM、コントローラの各機能を実現するプラグインを同じページの「Plugins pages:」に示されたリンク先からダウンロードする。どうも下記サイトしか繋がらない模様。
http://www.ngemu.com
関係ないが、このサイトは広告ポップアップが頻繁に出るので少々鬱陶しい。無視して最後に全部閉じるからええけど。
上部メニューの「playstation」を選択して、左部メニューの「PLUGINS」から「Graphic plugins」を選択する。おすすめ順に並んでるっぽいが、ビデオカードが限定されるプラグインもあるので他サイトを見てお勧めと思われる「P.E.Op.S. GPU」をダウンロード。うまく動かなければ「Pete's GPU Plugins」か「Kazzuya's Soft GPU」が良さげ。
続いて「PLUGINS」から「Sound plugins」を選択する。こちらも他サイトでお勧めされていた「P.E.Op.S. DSound」をダウンロード。同じく動かない場合は「Pete's DSound SPU」か「Kazzuya's DirectSound」が良さげ。
続いて「PLUGINS」から「CD plugins」を選択する。「CDR Mooby」はディスクイメージが扱えるらしいが、今回は直接CDを入れて試すので「CdrSaPu」をダウンロード。
最後に「PLUGINS」から「Controller plugins」を選択する。「WinMM PAD Driver」がおすすめっぽいがうまく動かなかったので「Harakiri PAD」をダウンロード。

プラグインの配置

PCSXを解凍すると「Pcsx」フォルダに「Plugin」フォルダがあるので、ここに各プラグインを解凍して出てきたファイルを全部突っ込んでおく。要はDLLファイルだけあればいいらしい。

エミュレータの設定

「pcsx.exe」を起動するとプラグインの設定しろと言われる。さっき入れたプラグインをそれぞれ選択する。さらにプラグインごとの設定をしろと言われる。Graphics、Sound、CD-ROMはデフォルトのままでも大丈夫そうだけど、Controllerは1P、2Pで最低でも1つのボタン設定をしておかなければエラーになってコントローラ操作が効かないので注意。

エミュレータの起動

メニューの「File」から「Run CD」を選ぶだけ。フルスクリーンで起動する。うちの環境だとちと遅かったのでAlt+Enterでウィンドウモードにするとそこそこ遊べた。
To Heartはうまく起動しなかったので、グランツーリスモでテスト。オープニングのムービーもちゃんと流れる。あとで確認したがTo Heartはプレステ本体から吸い出したBIOSを使うと無事起動した。

プラグインごとの差

フルスクリーンだと結構遅かったので、GraphicsをPete's GPU Pluginsに含まれるものに変えてみた。

  • Pete's OpenGL Driverは画面が化けてうまく動かなかった。
  • Pete's DX6 D3D Driverに変えたらフルスクリーンでも普通に動くようになった。
  • Pete's D3D Driverに変えたらフルスクリーンでもさらに早くなったと思う。ただ、画面は化けやすい。

同じく音が結構途切れ途切れになるので軽いSoundはないかと思ったけど、どれもあまり変わりないっぽい。ePSXe内蔵のは軽いらしいがPCSXで使えないので意味なし。