fMSXや、ねこーぷろじぇくとIIを自力でビルドしようと思ったら、SDLからビルドしないといけないんじゃないか（SDLのバイナリパッケージだけではビルド時に足りないファイルがあるんじゃないのか）と思ったので、やってみる。
準備
SDカードにはZGCC2のcramfs一式とマウント用シェルスクリプト、環境設定用シェルスクリプト、SDLのソース、阿川さんのザウルス用SDLのパッチが入っている。patchコマンドはZGCC2に入ってないので、きむらかずしさんとこから落としたのをインストールしてある。
実際には全部ザウルスでwgetした。SDLのパッチはファイル名が取得できないのか、-oオプションでファイル名を指定する必要があった。
bash-2.05# wget "http://atty.jp/?plugin=attach&refer=Zaurus%2FSDL&openfile=libsdl_1.2.5-slzaurus20031201_arm.ipk" -o libsdl_1.2.5-slzaurus20031201_arm.ipk
手順
以下、ターミナルを開いてからの手順。
bash-2.05$ su # bash bash-2.05# /mnt/card/mntzgcc.sh bash-2.05# source /mnt/card/zgcc.sh bash-2.05# tar zxvf /mnt/card/SDL-1.2.5.tar.gz bash-2.05# cd SDL-1.2.5 bash-2.05# patch -p1 < /mnt/card/libsdl_1.2.5-slzaurus20031201_arm.diff bash-2.05# ./configure --enable-video-qtopia（以下略） bash-2.05# export TMP=/home/tmp bash-2.05# make bash-2.05# make install
configureは阿川さんのページに書いてあったものと、KNIさんとこに書いてあったのを見ながら、以下の内容で指定。
--enable-video-qtopia --disable-video-dummy --disable-video-dga --disable-video-fbcon --disable-video-x11 --disable-video-photon --disable-video-direct --disable-video-ggi --disable-video-svga --disable-video-aalib --disable-video-opengl --disable-arts --disable-esd --disable-alsa --disable-nasm --disable-debug --disable-cdrom --disable-joystic --disable-dga --disable-diskaudio --disable-mintaudio --disable-nas --enable-dlopen --without-x --prefix=/opt/QtPalmtop
prefixは阿川さんのSDLのパッケージが/opt/QtPalmtop/lib下に配置されてるので、これと同じようになるように/opt/QtPalmtopとしてみた。あと、クロスコンパイルじゃないのでホスト側やターゲット側のCPUの指定とかは全部省略してみた。
warning メッセージ
configure 途中に warning が出た。
configure: warning: *** pkg-config is required to build the DirectFB video driver.
no
こんなの。無視してええんかな？？
