SL-C760を完全初期化して再設定

 みやびんから譲り受けたSL-C760を充電。EA-BL08は4時間で満充電になるらしいが、バッテリーがへたってるのか今回は5時間経っても充電が終わらなかったので、電源を入れてみた。ペンギンマークとカーネルメッセージが表示されて起動。スペシャカーネルが入っている模様。他にも色んなアプリだけでなく、本体メモリー内に私的なファイルも沢山あったのでまるごとzip圧縮してみやびんに送信しておいた。

 SL-C760のACアダプター端子はEIAJ-2(外径4mm、内径1.7mm、センターピン無し、センタープラス)で定格は5V 1.0Aなので、SONYPSPなど互換性のあるものなら基本的に何でも使える。尚、SL-C760付属品のACアダプターであるEA-72は若松通商で税込380円で売っている模様(2019年4月25日現在)。
 バッテリーはSL-C700/C750と同じ薄型のEA-BL06は互換品も含めて現在入手出来ないが、SL-C760以降のEA-BL08もしくはEA-BL11ならば互換品のCameronSino CS-SL1000XLが現在でもAmazon等で入手出来る模様。

 SL-C760には本体システムのアップデートサービスが無かったので、いざって時のために内蔵ストレージ(NAND Flash)のバックアップを取得する。
 電源を切って、1GB以下のSDカードを取り付け、ACアダプターとバッテリーを取り外し、DキーとMキーを押しながらACアダプターを接続してサービスメニューを起動する。「Page Up」を2回タップして「1.NAND Flash Back Up」を選択、「Enter」キーを押すとバックアップが行われる。終わったらBSキーを押して「7.EXTRA MENU」を選択、「9.Reset」で電源を切る。

 電源を入れて問題なく動作することを確認したら、SDカードのルートディレクトリに出来たSYSTC760.DBKを保存する。
 あとは、完全なメーカー出荷状態にリストアするために、自分が以前使っていた完全な純正状態のSL-C760から取得したSYSTC760.DBKをSDカードのルートディレクトリにコピーする。
 電源を切って、1GB以下のSDカードを取り付け、ACアダプターとバッテリーを取り外し、DキーとMキーを押しながらACアダプターを接続してサービスメニューを起動する。「Page Up」を2回タップして「10.NAND Flash Restore」を選択後、「Execute restore?」が出たら「Enter」キーを押す、「Delete all flash data?」が出たら「Enter」キーを押すとリストアが行われる。終わったらBSキーを押して「7.EXTRA MENU」を選択、「9.Reset」で電源を切る。
 電源を入れて問題なく動作することを確認したら、念のために初期化する。
 電源を切って、電池ぶたを解除にしてFnキーをHomeキーを押しながらロックに戻してリセットする。OKキーを押しながら電源を入れてメンテナンスメニューを起動する。3.完全消去(フォーマット)を選択、はい(Y)を選択して初期化する。
 最後は私的に必需品の標準時計置換アプレット qpe-clockapplet1.0.4dをダウンロードしてSDカードに入れてSL-C760に取り付け、設定→ソフトウェアの追加/削除→ソフトウェアをインストール→qpe-clockappletを選択して、インストール→本体メモリーを選択して、OK→OK→×→×で画面左下隅の時計が日付表示付きに切り替わる。
 ターミナル入れたり、明るさや音量の設定変えたりした後、今使っているSL-C700と入れ替えるべく、SL-C760からバッテリーを取り外して、SL-C700のロワ製の互換バッテリーを取り付けて、SL-C760の薄型バッテリー用バッテリーカバーを取り付けた。
 ついでにSL-C700のCFダミーカードや、これまで使っていたmicroSDカード1GB+SDカードアダプターもSL-C760に移設した。これで今日から快適なメモ取り生活が行える。