Moto G4 Plusを買った

先日ヨドバシに注文したMoto G4 Plusが届いた。

型番はパッケージにMOTOROLA,XT1642,RETAIL,BLK,JP,32GB.DSとあるので恐らくモトローラのXT1642のリテール版で色は黒、JPモデル、32GB版、デュアルSIM対応であることを示してるっぽい。モデル名はAP3753AE7J4と書いてある。
ちなみに背面カバーを開けた本体に貼られたシールにはModel: XT1642、Type: M1B89、Model Name: Moto G4 Plus(4は乗数などを表す際に使う上付きの小さな数字)と書いてある。

パッケージと同梱品

パッケージは製品写真が印刷された化粧箱で右側面の下部から持ち上げて開ける。モトローラのMマークが印刷された透明シールで封がされていた。

開けると本体が裏向きで入っていた。

本体表面にはスペック等が書かれた保護フィルムが貼られていた。

本体が乗せられた台座を取り外すと、底面に通話ボタン付きイヤホンマイク、microUSBケーブル、USB ACアダプタ、説明書などが入っていた。

イヤホンマイクは音楽再生ボタン等の無いシンプルなもの。USB ACアダプタはQuick Charge 2.0対応(本体は実はQuick Charge 3.0対応らしい)。

背面カバーとSIMカード取り付け

本体は底面右側の窪みにツメをかけて背面カバーを取ると、microSDカードスロットと2つのmicroSIMスロットが出て来る。microSIMスロットには予めnanoSIM→microSIM変換アダプタが入っている。

nanoSIM→microSIM変換アダプタは裏返すと四隅にnanoSIMを支える箇所がある。

ドコモのXi音声nanoSIMと、FREETEL SIMのSMS対応データnanoSIMを入れてみた。変換アダプタを裏返してnanoSIMをチップ面を上にして乗せる。nanoSIMはアダプタに固定される訳じゃなく、ただ乗せられてるだけなので落とさないように本体を立てるとか裏返すとかしてmicroSIMスロットに差し込む。

充電とランプ

本体に通知などのためのランプは無いと思っていたが、シャットダウンされた状態でACアダプタを接続すると指紋センサーの右下あたりに白いランプが短く点滅した後に消灯した。液晶パネルには充電アニメーションがしばらく表示された後、消えた。
満充電になったところで電源を入れるとmotoロゴが表示された。

次に、Lenovoロゴが表示された。

そして、中央から点が放射状に広がって色が順次変わるアニメーションが始まる。

最後に、再度motoロゴが表示されてしばらくすると起動完了となった。

初回セットアップ

ようこそ!とかWelcome!と出るかと思いきや、何故かWillkommen!と表示された。

この画面は文字の部分をタップしても何も起きないので「→」をタップすると言語選択画面になった。

最下段の日本語をタップすると全て日本語表示に切り替わる。

次へ進めるとデータ通信用SIMの選択が出る。NTT DOCOMOの部分をタップするとNTT DOCOMOが2つ出て来る。取り付けたSIMはどちらもドコモのネットワークを使うので見分けが付かないが上部がSIM1、下部がSIM2の模様。

SIM2を選択して次へ進めるとWi-Fiの接続画面になり、Wi-Fiを接続して次へ進めると、モトローラ独自のプライバシーについての案内が出るので承諾して続行。

以後はNexus端末などと同じ一般的な初期設定ウィザードなのでWi-Fiに繋いだり、Googleアカウント設定したり、指紋の設定をしたり。
最後にモトローラ独自の最新情報を受け取るかの画面になるのでサインアップにチェックが入っていないまま次へ進めるとホーム画面になる。

通知にMotorolaプライバシーコントロールが出ているのでタップして確認したら閉じる。

あとNeue SIM-Karte verfugbarが出ているのでタップするとデュアルSIM設定が開く。

連絡先の使用を許可した後、プロファイルの選択で基本を選んだ。

通話にSIM1、SMSにSIM1、データにSIM2を選択。

これでデュアルSIM電話の準備が整ったと出るので、設定へ移動をタップ。

SIM2の名前をNTT DOCOMOからFREETEL SIMに変更するとSIM1とSIM2が区別しやすくなった。

APN設定

APN設定は設定→もっと見る→モバイルネットワークを開く。NTT DOCOMOFREETEL SIMのタブがあるので後者を開く。

アクセスポイント名を開く。Biglobe LTE・3G、IIJmio、OCN モバイルONE、So-net LTE、U-mobile、WIRELESS GATE ヨドバシ、b-mobile 高速定額、hi-ho、moperaU、nifty楽天ブロードバンド通話SIMがプリセットされているが、FREETEL SIMは無いので+をタップして追加した後に選択した。
最上段のステータスバーには右側から時計、バッテリーに続いて、SIM2のアンテナピクト、SIM2のデータ通信ピクト、SIM1のアンテナピクト、SIM1のデータ通信ピクトと並んでいる。Nexus 5等と違い、アンテナピクト内にデータ通信ピクトが表示されるのではなく隣同士に並んでいる。Wi-Fiに接続していない状態でSIM2のデータ通信ピクトには4Gの文字が白色で表示された。

アプリとウィジェット

アプリは、カメラ、カレンダー、ダウンロード、ドライブ、ハングアウト、フォト、ヘルプ、マップ、メッセンジャー、時計、設定、電卓、電話、連絡先、Chrome、FMラジオ、GmailGoogle、Moto、Play ストア、Play Music、Playムービー、YouTubeのみ。カレンダーと時計はGoogle版、連絡先、電話はAndroid純正版だった。カメラはmicroSD保存やバーコード撮影にも対応したモトローラ独自アプリ、FMラジオはAndroid純正のように見えるモトローラ独自アプリ。ヘルプとMotoは本体をひねった時の動作設定や使い方などを見れるモトローラ独自のアプリ。いずれのアプリも無効化できる。
ウィジェットはカレンダー、ドライブ、マップ、メッセンジャー、時計、時刻と天気、連絡先、ChromeGmailGoogle Play ストア、Google Play MusicGoogleアプリのみ。時刻と天気はモトローラ独自で丸い枠の上部に時、下部に分、右に小さく日、左に小さく設定の歯車アイコンの時計で、ホーム画面にデフォルトで配置されている。これも無効化できる。
ホーム画面はGoogle Nowランチャー、日本語入力はGoogle日本語入力英語キーボードGoogleキーボードが使われている。

壁紙と着信音

壁紙はAndroid 6.0標準とライブ壁紙だけでNexus等の標準壁紙などは含まれていない。着信音もTitaniaは含まれずモトローラ独自のMoto、通知音もTethysは含まれずモトローラ独自のMoto(先程のMotoと違う音)がデフォルトになっている。

Android標準と異なる部分

クイック設定パネルはWi-FiBluetoothのようにSIM1とSIM2を選択できるパネルが横にさらに並んでいる他、SIMの状態もSIM1とSIM2の2つが並んでいる。設定はデュアルSIM設定を行うSIMカードに加えて、Motorolaプライバシー、Motorola IDが追加されている。また、端末情報は法的情報と電話情報に分かれたメニュー構成となっている。
尚、Nexus 6などにおける設定→ディスプレイ→アンビエント表示のON/OFFは、アプリのMoto→DisplayのON/OFFに分離されて細かいカスタマイズが可能になっている。

外部画面出力とセンサーの有無

microUSB端子はSlimPortやMHLによるHDMI出力は無く、設定→ディスプレイ→キャストでChromecastやMiracast等に対応した機器を使えば本体画面のミラー出力が行える模様。
NFCは搭載されていないので、Androidビームや、電子マネーカード、免許証などを読み取るアプリ等は使えない。
電子コンパス(磁気センサ)が無いので、地図アプリやPokemon GO等でヘディングアップ(常に進行方向を向く)は出来ず、自分で地図の向きを手動で回転させないといけない。さらに回転軌道センサや傾きセンサが無いので、Sky Mapで端末を向けた方向の星座を見ることは出来ず、手動で向きを動かす必要があったり、水平器(水準器)等のアプリも使えない。また、圧力センサも無い。
逆にジャイロセンサはあるのでPokemon GOポケモン捕獲画面のARモードのON/OFFは出来る。また、歩数計などを含むセンサーハブもあるようでj4velinのPedometer等の歩数計アプリが動作する。他のセンサーは加速度センサー、重力加速度センサー、照度センサー、近接センサーを搭載している模様。

所感

全体的には、5.5インチながら重量バランスも悪くなく、本体の上下サイズも結構小さく、背面のカメラの出っ張りも大きくなくて机に置いても使いやすい。Snapdragon 617は1.5GHz動作ながらもオクタコアであることや設計が新しいからかRAM 3GBのおかげかNexus 5と比べても体感的に大差ないか速い箇所もあるのではないかと言う印象。液晶パネルは色がクッキリと濃く見えるカンジで白っぽく見えるようなことはない。
スピーカーは前面上部にあるので横持ちした際もNexus 5のようにスピーカーを手で塞いでしまうことはないし、イヤホンマイク端子も上部なのでNexus 5Xのように上下逆さまにポケットに入れるようなこともしなくていい。指紋センサーも液晶パネル下部にあるので画面を上にして机に置いている時にそのまま指を置くだけで電源入ってロック解除が出来、Nexus 5Xのように持ち上げてから背面の指紋センサーに指を触れる必要が無いのは嬉しい。