L-04Cの強制ファームウェア書き換え

Optimus chat(docomo L-04C)は、LG公式ツールのLGMobile Support Toolでソフトウェア更新をする際にダウンロードモードと呼ばれる強制的なファームウェアの書き換えが出来る機能を備えているので、これを意図的に行うツールとファームウェアさえあれば、文鎮や挙動が怪しくなった際の復旧や、ダウングレードおよびアップグレードを自由に行うことが出来る。
ファームウェアはLGMobile Support Toolがソフトウェア更新をする際にダウンロードを開始したらL-04CとWindows PCを接続しているmicroUSBケーブルを抜き、C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\LGMOBILEAX\Phoneに一時的に作成されたKDZファイルをバックアップすることでも取得出来るが、 http://csmg.lgmobile.com:9002/csmg/b2c/client/auth_model_check2.jsp?esn=xxxxxxxxxxxxxxx のxxxxxxxxxxxxxxxを15桁のIMEI番号(電池パックを取り外すと本体に書いてある)のハイフン無しに置き換えてアクセスすることでKDZファイルのダウンロードURLを知ることが出来るので、そこからダウンロードしておく。
ただし、LG公式から上記手段で入手できるファームウェアは常に最新のものだけで、自分の手元にあるL-04Cのファームウェアが入手出来る訳では無い。
ファームウェアが入手出来たら、ダウンロードモードでファームウェアを意図的に書き込むことが出来るKDZ Updaterをダウンロードして解凍し、msxml.msiをインストール(既に入っている場合は不要)したら、KDZ_FW_UPD.exeを起動する。
Typeは3GQCT、PhoneModeはDIAG(場合によってはCS_EMERGENCYかEMERGENCY)を選択して、KDZ fileのフォルダアイコンをクリックした後、ファームウェア(KDZファイル)を選択して開く。
電源を切ったL-04Cの音量(大)と音量(小)を押しながらWindows PCとmicroUSBケーブルで接続すると、全面黄色背景になって左上に黒文字でUpdating...と表示されるので、Launch software updateをクリックするとファームウェアの書き換えが始まる。
書き換えは5分前後かかる。「===FINISHED===」が出たら終了なので、ExitをクリックしてKDZ Updaterを終了させる。
ちなみにL-04Cの端末内部メモリ(/data)は書き換わらない(初期化されない)みたいなので、電源が切れた状態から音量(小)とHOMEを押したまま終話も押し続けてAndroid system recoveryを起動し、Yes --- delete all user dataを音量(大)と音量(小)で選択して終話で決定して初期化すると良いかと思う。