FUSION IP-Phone SMARTとCSipSimple

FUSION IP-Phone SMARTは別のカード使えば2つ目の番号も持てると判ったので取ってみる。1つ目の番号は留守電通知用にメールアドレスを変更したので、2つ目は元々1つ目の番号を取得する際に使ったメールアドレスを入れてみたが問題なく登録できた。母親のF-12CはXiデータSIM入れてあるので、母親にもFUSION IP-Phone SMARTの番号を取らせてみた。
アプリはCSipSimpleをGoogle Playストアからインストール。起動時に簡易設定の画面が出るのでパケット通信を使うならモバイルで使用許可にチェック。あとはアカウントを追加→Basicで、アカウント名にFUSIONとか適当に名前を、ユーザにSIPアカウント、サーバにドメイン、パスワードにSIPアカウントパスワードを入力して保存→戻る、MENU→設定→メディア→コーデックで「早い」タブはG.722 16 kHz、PCMU 8 kHz(G.711μ)だけに、GSM 8 kHz、「遅い」タブはGSM 8 kHz、ILBC 8 kHz、speex 8 kHzだけにチェックを入れて先ほどの順番に並び替える。帯域が少ない順に並び替えたいなら逆順にする。ちなみに「早い」は主にWi-Fi接続時、「遅い」は主に3G接続時に使用される。今回は3G接続とWi-Fi接続でも3G接続モバイルルータを使うので帯域が足りなくなりそうな場合を考慮して「早い」も「遅い」もspeex 8 kHzだけにしてみた。
再度CSipSimpleのホーム画面からMENU→設定→フィルター→モバイルを使用→フィルターを追加/書き換えルール→電話しない、次の数字で始まる番号が選択されているのを確認して、05058を入力して保存→戻る→FUSION→フィルターを追加/書き換えルール→電話しないを直接呼び出しに変更、次の数字で始まる番号が選択されているのを確認して、0508を入力して保存→フィルターを追加/書き換えルール→電話しないが選択されているのを確認して、次の数字で始まる番号をN個以上の数字があるに変更、1を入力して保存。これで050-58xx-xxxxに発信する場合はCSipSimpleで、それ以外の電話番号はすべて標準の電話でダイヤルが始まる。(参考:【CSipSimple】 特定の相手にだけSIP接続にするFilter設定メモ » treffen @ memo
とりあえず、SO-03D、SO-05D、F-12Cに入れて相互にFUSION IP-Phone SMART同士で通話してみたが、音量や音質はまあ問題なさげ。遅延はEMOBILE 3Gなら0.5秒くらいの感覚、docomo 3Gなら1秒くらいの感覚。まあ、判った上でしゃべる分には問題ないけど、1秒近い遅延になると何とかしたいので設定で詰められるならやってみたいところ。
電池の持ちが良くない時は、CSipSimple→MENU→設定→ネットワーク→コネクションキープアライブの各項目の値を600〜1000とか大きな値を設定すると良いらしい。エコーやハウリングがひどい場合は、CSipSimple→MENU→設定→MENU→上級者モード→メディア→ICEを有効の値を200から1000に変更、エコーモードをWebRTCから自動に変更、音声検出にチェックを入れると良いらいし。音量は、CSipSimple→MENU→設定→MENU→上級者モード→メディア→マイクアンプの値を0.0dBから0.6dBに変更、スピーカーアンプの値を0.0dBから2.2dBに変更、初期ストリームレベルの値を8.0から6.0に変更すると良いらしい。(参考:CSipsimpleとFUSION IP-Phone SMARTとIIJmioの設定。