ネットdeダビング対応クライアント rdclient

 ネットdeダビング応答ソフトのrdnmbと、ネットdeダビング転送ソフトのrdftpを2つを動作させることで、東芝のHDD/DVD/Blu-rayレコーダーのネットdeダビング対応モデルのダビング先として動作します。
 ネットdeダビング情報ソフトのrdinfで、ダビングされたdatファイル(mpgファイル)の番組情報をテキストファイルに出力させられます。
 WindowsおよびLinux等のUNIX系OSコンパイル可能なC言語のソースファイルと、Windowsで動作するバイナリファイルをまとめたネットdeダビング対応クライアント rdclient.zip がダウンロード出来ます。

仕様

 rdftpは単なるanonymous FTPサーバです。ただし、ネットdeダビングに必要な最低限のコマンド(binary、passive、get、put、quit)しか実装されていません。同名のファイルをダウンロードした場合、ファイル名の末尾に"."を挟んで1からの連番が付加されます。
 アップロードおよびダウンロードするファイルを格納するフォルダ(ディレクトリ)に$xml$status.xmlを用意すれば、他のanonymous FTPサーバを使用することも出来ます。
 ダビング先の空き容量や空きタイトル数などを指定したい場合は$xml$status.xmlを直接書き換えてください。

rdnmbとrdftpの使い方

 rdnmbを実行するとダビング先にLANを選択した際、ネットワーク機器名にRD-CLIENTが表示されるようになり、同時にFTPサーバのIPアドレスとして自分のIPアドレスを伝えます。1番目の引数で任意のネットワーク機器名を指定できます。2番目の引数で任意のFTPサーバのIPアドレスを指定できます。
 rdftpを実行するとanonymous FTPサーバとして動作を開始し、PASVモードの接続先IPアドレスとして自分のIPアドレスを伝えます。PASVモードの接続先ポート番号は2048から順番に使用されます。1番目の引数で任意のPASVモードの接続先IPアドレスを指定できます。
 Linux等のUNIX系OSで実行する場合、rdnmbはUDPの137番ポートを、rdftpはTCPの21番ポートを使用するので、スーパーユーザで起動する必要があります。
 Windowsでrdnmbおよびrdftp実行した際に「このアプリの機能のいくつかが Windows Defender ファイアウォールでブロックされています」が出たら「アクセスを許可する」を選択する必要があります。

rdinfの使い方

 rdinfを実行すると$netdubbing$dev0.datの番組情報を$netdubbing$dev0.txtに出力します。このテキストファイルの文字コードシフトJISになっています。1番目の引数で任意の入力ファイル名を指定できます。2番目の引数で任意の出力ファイル名を指定できます。1番目の引数を指定して、2番目の引数を指定しなかった場合は、.datもしくは.mpgの部分を.txtに置き換えたものか、末尾に.txtを付加したファイル名で出力します。
 Windowsの場合、datファイル(mpgファイル)をrdinf.exeにドラッグ&ドロップして実行することも出来ます。

ダビング時に転送されるファイル

ダビング先を選択した時
  1. $netdubbing$dubbinginfo.xmlを受信します。ダビング元の格納先が記されています。
  2. $xml$status.xmlを送信します。ダビング先の空き容量などが記されています。
ダビングを開始した時
  1. $netdubbing$dubbinginfo.xmlを受信します。ダビング元のタイトルの大きさと格納先が記されています。
  2. $netdubbing$dev0.datを受信します。ダビング元のタイトルの動画ファイルです。
  3. $netdubbing$dubbinginfo.xmlを受信します。ダビング元の格納先が記されています。
  4. $xml$status.xmlを送信します。ダビング先の空き容量などが記されています。

上記がダビングするタイトル数だけ繰り返されます。
同名ファイルは2つ目からファイル名の末尾に"."を挟んで1からの連番が付加されます。