EDCBの派生版をビルドしてみた

 何となくEpgDataCap_Bonの派生版について調べてみる。本家は10.69で更新が終了したけど、そのソースを元に有志がGitにまとめたものがepgdatacapbon版で2013/06/18が最終更新。epgdatacapbon版を元にしたniisaka版は2013/07/18が最終更新。niisaka版を元にしたVelmy版は2015/07/17が最終更新。同じくniisaka版を元にしたxtne6f版は今も更新が続いており、2019/01/28が最終更新。xtne6f版を元にしたtkntrec版も更新が続いており、2019/01/30が最終更新。
 てな訳で、xtne6f版が現状ではベースのように思われるのと、EpgDataCap_BonをWebブラウザからEPGStationのようなマテリアルデザインで扱えるEDCB Material WebUI(最終更新 2009/01/29)もxtne6f版を想定しているので、まずはxtne6f版を試すことにした。
 xtne6f版を「Clone or download」→「Download ZIP」でダウンロードして展開する。バイナリは含まれてないので、Visual Studio 2017の「コミュニティ」を「無償ダウンロード」でインストールする。途中で「.NET デスクトップ開発」と「C++ によるデスクトップ開発」にチェックを入れて「インストール」を行う。
 あとはVisual Studio 2017を起動して「ファイル」→「開く」→「プロジェクト/ソリューション」で「Document」フォルダにある「EDCB_ALL.VS2015.sln」を開き、「Debug」を「Release」に変更(64ビット版がビルドしたい場合は「Win32」を「x64」にも変更)して、「プロジェクト」→「ソリューションの再ターゲット」の後、「ビルド」→「ソリューションのビルド」でビルドできる。
 ビルドされたバイナリは「x86」フォルダ(64ビット版をビルドした場合は「x64」フォルダ)の「Release」フォルダにある。exp、iobj、ipdb、lib、pdb、mapの拡張子のファイルは不要。別途「ini」フォルダの中身が必要。「BonDriver」フォルダは無いので作成する。「B25Decoder.dll」も無いので他から持ってくるか別途ビルドして入れる。
 libaribb25(B25Decoder.dll)もEpgDataCap_Bon同様にダウンロードして展開、「arib_std_b25.sln」を開いてビルドする。出来たファイルは「libaribb25.dll」の名前なので「B25Decoder.dll」にリネームして使用する。
 てな訳で、EpgDataCap_Bon xtne6f版 0b8e9c0 (2019-01-28)をVisual Studio 2017でビルドした32ビット版と64ビット版のバイナリ(edcb-xtne6f_0b8e9c0.zip)を作ってみた。B25Decoder.dllもビルドしたものを入れてあるのと、HTTPサーバ機能を使う際に必要になるlua52.dllも入れてある。
 使い方は基本的に本家10.66や10.69と同じだけれど、EpgTimer.exeとEpgTimerSrv.exeが別々にタスクトレイに常駐するのと、EpgTimerSrv.exeはサービス化する必要がなくなった(出来なくなった?)っぽい。
 定時後、第二神明で帰宅。晩御飯はゆで卵乗せカレーライス。自室に戻ったところで眠くなってこたつソファで寝る。夜10時頃に起こされる。風呂入ってから就寝。