スターチャンネル2とスターチャンネル3のチャンネル変更に伴う各種設定の変更

概要

これまで行って来たBSジャパンのチャンネル変更に伴う各種設定の変更NHK BSプレミアムのチャンネル変更に伴う各種設定の変更ディズニー・チャンネルとBSアニマックスのチャンネル変更に伴う各種設定の変更に引き続き、放送設備工事に伴う放送休止による視聴への影響および予約録画失敗の可能性のあるBSチャンネルのお知らせにあるように、5/28(月) 8:00からスターチャンネル2とスターチャンネル3のチャンネルが変更になった。
衛星放送の現状(PDFファイル)を見ると、スターチャンネル2とスターチャンネル3は7ch (11.84256GHz)の1番目(0から数えて0)から15ch(11.99600GHz)の3番目(0から数えて2)に変更になっていることが判る。
スターチャンネル2とスターチャンネル3は分かれているように見えるが、実際は同じトランスポートストリーム識別(TSID)を使っており、サービス識別(サービスID)によって2つのチャンネルに分けて利用している。
トランスポートストリーム識別(transport_stream_id)割り当てガイドラインによると、これまでのスターチャンネル2とスターチャンネル3のトランスポートストリーム識別(TSID)は…

  • BSのネットワークIDは4なので、0100
  • 2011年に既存放送事業者が拡張するTS(スターチャンネル2とスターチャンネル3は2011年10月1日放送開始)なので、010
  • 7チャンネル(BS 7ch)なので、00111
  • Reserved(予約済)は常に、0
  • 0(BS 7chの1番目)なので、000

つまり、0100 010 00111 0 000=0100 0100 0111 0000=4470(10進数で17520)だったが、今回からは…

  • BSのネットワークIDは4なので、0100
  • 2008年以前に放送を開始したTS(スターチャンネルは2000年12月1日放送開始)なので、000
  • 15チャンネル(BS 15ch)なので、01111
  • Reserved(予約済)は常に、0
  • 2(BS 15chの3番目)なので、010

つまり、0100 000 01111 0 010=0100 0000 1111 0010=40F2(10進数で16626)となっており、何故か前回はチャンネル個別(スターチャンネル2、スターチャンネル3)の放送開始を基準にしていたものが、今回は放送局そのもの(スターチャンネル)の放送開始を基準にした値に変わっている。
尚、サービスIDはチャンネル番号と同じで、スターチャンネル2は201(16進数で00C9)、スターチャンネル3は202(16進数でCA)のままとなり、こちらは変わっていない。

EDCB(EpgDataCap_Bon)の停止

EpgDataCap_Bon(人柱版10.69)を使っている場合は、BonDriverの設定ファイルを書き換えている間に録画やEPG取得などが行われないように、EpgTimerを開いて「終了」ボタンで終了させる。
Windowsサービスとして実行している場合は、EpgTimer.exeを右クリックして「管理者として実行」(Windows XPの場合は「開く」)。設定→動作設定→Windowsサービス→サービスを停止→OK、「サービスの状態を変更したため終了します。」が出たらOKで、EpgTimerSrv.exeを終了させる。

BonDriverの設定変更

BonDriver_PT3-ST(お試し人柱版4)(もしくはBonDriver_PT-ST(人柱版3))を使っている場合、BonDriver_PT3-S.ChSet.txt(もしくはBonDriver_PT-S.ChSet.txt)を書き換える。

  • 「Star Channel 2/3」の行の「BS7/TS0」を「BS15/TS2」に、「3」を「7」に(PTxとしてのチャンネルをBS7からBS15に)、「17520」を「16626」(TSID)に書き換える。

書き換えはこれだけでも問題ないと思われるが、チャンネル順でなくなっているので順番も入れ替えることにする。

  • 「Star Channel 2/3」の行を「NHK BS1」の行の下に移動させる。
  • BonDriverとしてのチャンネルは上から連番となる必要があるが、先ほど行を移動させたことで連番でなくなっているので、各行の放送局名に続く2つ目の数字が上から連番となるように書き換える。

BonDriver_PX_W3U3_V2を使っている場合は、BonDriver_PX_W3U3_V2_S0.iniとBonDriver_PX_W3U3_V2_S1.iniを書き換える。

  • 「BS7/TS0」(Star Channel 2/3)の行の「BS7/TS0」を「BS15/TS2」に、「11842560」を「11996000」に(BS 7chの11.84256GHzからBS 15chの11.99600GHz)、「0x4470」を「0x40f2」(TSIDの16進数表記)に書き換える。

書き換えはこれだけでも問題ないと思われるが、チャンネル順でなくなっているので順番も入れ替えることにする。

  • 「BS15/TS2」(Star Channel 2/3)の行を「BS15/TS1」(NHK BS1)の行の下に移動させる。
  • BonDriverとしてのチャンネルは上から連番となる必要があるが、先ほど行を移動させたことで連番でなくなっているので、各行の先頭にあるCHに続く数字が上から連番となるように書き換える。

これでBonDriverを使うEpgDataCap_BonやTVTestなどを(既存の設定ファイルを全て削除して)最初から全て設定すれば問題なく使用できる。
以降はEpgDataCap_Bon(人柱版10.69)を使っている場合に、既存のチャンネルスキャン結果や予約、自動予約登録をそのまま利用するための設定変更方法となる。

EDCB(EpgDataCap_Bon)のチャンネル設定変更

SettingフォルダのBonDriver_PT3-S(PT3 ISDB-S).ChSet4.txt(もしくはPT-S、ISDB-S、S0、S1等が含まれる….ChSet4.txt)を書き換える。

  • 「BS7/TS0 Star Channel 2/3」の行の「BS7/TS0」を「BS15/TS2」に、「17520」を「16626」(TSID)に書き換える。

BonDriverの設定変更でチャンネル順も入れ替えた場合は、こちらの順番も入れ替える。

  • 「BS15/TS2 Star Channel 2/3」の行を「BS15/TS1 NHK BS1」の複数行の下に移動させる。
  • BonDriverとしてのチャンネルをBonDriverの設定ファイルで書き換えたのと同様に、各行のBS Digitalに続く2つ目の数字が放送局ごとに連番となるように書き換える。

SettingフォルダのChSet5.txtを書き換える。

BonDriverの設定変更でチャンネル順も入れ替えた場合は、こちらの順番も入れ替える。

  • スター・チャンネル2」と「スター・チャンネル3」の行を「Dpaダウンロード」(NHKBS1、NHKデータ、707チャンネル等と並んでいる)の下に移動させる。
  • EpgDataCap_Bon.exeを起動して、BonDriverからBonDriver_PT3-S.dll(もしくはBonDriver_PT-S.dll、BonDriver_PX_W3U3_V2_S0.dll等)を選択する。
  • サービスからスター・チャンネル2を選択して、番組情報が表示されるのを確認したら、番組情報の末尾に表示されているOriginalNetworkID、TransportStreamID、ServiceIDも確認する。
  • サービスからスター・チャンネル3を選択して、番組情報が表示されるのを確認したら、番組情報の末尾に表示されているOriginalNetworkID、TransportStreamID、ServiceIDも確認する。

EDCB(EpgDataCap_Bon)の予約設定変更

EpgTimer.exe.xmlを書き換える。先ほどEpgDataCap_Bon.exeで確認したOriginalNetworkID、TransportStreamID、ServiceIDの各16進数4桁を繋げたものをWindowsの電卓などで10進数に変換した値を使用する。

スター・チャンネル2は、0004 4470 00C9=18328060105から、0004 40F2 00C9=18269470921に、スター・チャンネル3は、0004 4470 00CA=18328060106から、0004 40F2 00CA=18269470922に変わっている。
SettingフォルダのReserve.txtを書き換える。

SettingフォルダのEpgAutoAdd.txtを書き換える。先ほどEpgDataCap_Bon.exeで確認したOriginalNetworkID、TransportStreamID、ServiceIDの各16進数4桁を繋げたものを使用する。

EDCB(EpgDataCap_Bon)の起動と設定変更の確認

EpgTimer.exeを右クリックして「管理者として実行」(Windows XPの場合は「開く」)。

※チューナー不足になってしまう場合は、ChSet5.txtと….ChSet4.txtの記述に差異があると思われる(TSIDが両者で異なる等)。

Mirakurunの設定変更

ChinachuやEPGStation等でMirakurunを使っている場合は「sudo mirakurun config channels」で「- name: スター・チャンネル2」に続く「channel: BS07_0」を「channel: BS15_2」に、「- name: スター・チャンネル3」に続く「channel: BS07_0」を「channel: BS15_2」に書き換え、「sudo mirakurun restart」でMirakurunを再起動する。数時間待てばEPGの再取得やトランスポートストリームIDの変更などは自動的に行われる。
※recpt1等の録画コマンドにBSチャンネルやTSIDが埋め込まれている場合は、別途それらのコマンドのバイナリ書き換えやソース書き換え&再ビルドも必要となる。