SEENxxx.TXTのシナリオデータ開始位置

以前、AVG32シナリオファイル解凍・分割ツールで出来るSEENxxx.TXTを見てAVG32の命令を解析した時に、AVG32の命令が何処から始まるのかが判らなかったので気になって調べてみた。
SEENxxx.TXTの先頭はどうやら必ず“TPC32”の文字列で始まり、以後は24バイト目まで00で埋められているので、先頭24バイトはヘッダー文字列エリアとかなんだろう。
問題はその後に続く25バイト目からの値で、シナリオによってコロコロ変わる。これが実際のシナリオデータ(AVG32命令)の開始位置じゃないかと睨んで調べてみる。
手元にあるゲームのSEEN124.TXTは自分が調べた限り、恐らく+00000B8Bからシナリオデータが始まってるっぽい。同様にSEEN123.TXTは+00000B00が開始位置っぽい。前者は25バイト目からの値がCA 02 00 00…と続いているので恐らく02CA、後者はC0 02 00 00…と続いているので恐らく02C0。どちらも開始位置の値をかけ離れているので、2バイトごと、もしくは4バイトごとの値だろうとアタリをつけて一番値が近くなる4倍にしてみると、その差がどちらも00000063(10進数で99)になった。
早速、他のSEENxxx.TXTの25バイト目からの値を4倍して99を加えると確かにシナリオデータの開始位置を差しているっぽい。25バイト目からの値はAVG32の命令で大抵4バイト分を数値として扱ってたので同様に25バイト目から4バイト分が開始位置を表す値でほぼ間違いなさそう。