玄人志向 KURO-BOX(玄箱)

日本橋のPCワンズで10,960円で購入。箱の表にはスリーブに入った無記名のCD-Rがセロテープで貼り付けられていた。本来なら玄人志向に1,000円を振り込んで郵送してもらうソースコードらしい。お得。

玄箱へのHDD取り付け

玄箱は縦置用のベース以外は組みあがった状態で入っており、ケースの上下のスリット部にあるザウルスSL-C1000のリセットボタンのような箇所を押しながらグレーのカバーを前部にスライドさせるとグレーのカバーが取れる。
あとは左右から上下各2箇所のツメで止まっているので、少しずつツメを押しながら外すと基板の裏面が見えるような形でカバーが前面を軸にするようにL字に開き、最終的に取り外せる。
基板を止めている4箇所のネジを外してIDEケーブルが出てる部分を軸にするように基板をひっくり返す。電源基板を止めているネジを外すと、HDDをマウントするための金具も取れるので電源基板の下を通る金属部分をうまく引き出しながら取り出す。
IDEケーブルの位置やネジ止めの穴をよく見てHDDをマウンタに取り付け、説明書にしたがって、HDD下面とHDD横面の2箇所に1つずつネジで止める。
元通り組み立てる場合はアクセスランプのための透明な部品を基板に取り付けながら基板のネジを止める。あとは本体カバーをL字に引っ掛けてHDDへの電源コードやIDEケーブルが中に納まるように折り曲げながらカバーを閉めて、元のグレーカバーを取り付けて完成。

HDD取り付け時の注意

HDDはマスターかシングルに設定しておく。今回使ったMaxtorの6L300R0(Diamon Max10、300GB 7200rpm 16MB)はジャンパピンに最初から縦と横の2つのジャンパが付いていて、縦の方はHDD本体の説明にあるようにCS(ケーブルセレクト)設定なんだけど、横のジャンパピンは説明が無かったので無関係だと思っていた。
すると、玄箱のセットアップでHDD名称が出ず、0GBと表示されセットアップできないことが判明。あわてて、HDDが入っていた袋を見ると丁寧にも初期状態のジャンパピン設定とマスター、スレーブなどの場合のジャンパピン設定が書いてあって、マスターやスレーブの時のジャンパピン設定には初期状態で2つあるジャンパピンのうち、1つしか使わずに設定していることが判明。
玄箱を開けて、HDDに付いていた横のジャンパピンを取り外すと無事、Maxtor 6L300R0、300GBと無事認識。もちろん、容量は1024バイト単位でシステム領域も別途取られるせいか300GBよりは少ない。

玄箱のセットアップ

何も考えずにLANに繋いで、Windowsマシンに玄箱添付CD-ROMに入ってるKuroBoxSetup.exeを実行すると自動的に玄箱を見つけて、接続されているHDD名称、容量、IPアドレスなどが表示された。あとは1つだけあるセットアップのボタンを押すと、今使ってるパソコンとIPアドレスのネットワークが違うのでIPアドレスを変えてもいいですか?と聞いてきて、「はい」を答えると自動的にIPアドレスを変えたあと、そのままセットアップが開始された。すげー!IPアドレスが全然違う場合でもセットアップが続行できるなんて!!

玄箱の初期状態

セットアップが終わるとそのままもう使える状態になってるので、マイ ネットワークからネットワーク全体、Microsoft Windows Networkと順にたどると、WORKGROUPの中に「玄人志向 玄箱」って説明の入った「KURO-BOX」が見つかる。コンピュータの説明が入ってると判りやすいな。
この状態でKURO-BOXを開くとUSBプリンタを繋いだ場合に使えるのであろうlpってプリンタアイコンと共有フォルダのshareが見える。普通に使いたいならshareを右クリックしてネットワークドライブの割り当てでZドライブあたりにログオン時に再接続するようにしとけば、毎回Zドライブとして使える。

玄箱の静穏性

感想としては凄く静か。少なくとも轟音のする初代LinkStationとはえらい違い。ファンが付いててこんなに静かだとは思わなかった。プラスティック筐体だから響いたりするかとも思ってたのに。これなら電源も内蔵してる分、I-O DATAのLANDISKより安心して使えるカモ。
ちなみに騒音レベルは22dbらしい。一般的に木葉のふれあう音が20dB、ささやき声が30dBといわれているので凄くいいレベル。結局、騒音は中に入れるHDD次第ってことになりそう。そういう意味では今回のMaxtor Diamond Max10(6L300R0)は大正解。と思って公式で調べてみたらアイドル時など最低で25dB、シーク時など最大でも38dBと凄く優秀。
で、QuickViewって書いてあるんでもしかしてと思ったら、これってRD-X5で採用してるHDDそのまんまだったようで、さらに好感度アップ(笑)