MicroServer N40LのBIOSアップデート

MicroServer N40L/N54L/N36LのBIOSは購入から1年間のみユーザー登録をすれば無償でHPのサイトからダウンロード出来るが、それ以降は有料保守契約を結ばないとダウンロード出来ない。幸いにも当時HPからダウンロードしていた「システムROMPaqファームウェア アップグレード for HP ProLiant MicroServer(USBキー メディア用) 2013.10.01 (A) (15 11 2013)」の「SP64420.exe」が手元にあった。ファイルサイズは 2,774,912 バイト、CRC32は C1BF63E2 、MD5は 2D8F7CFBE609CCD55F2D12C1F8D5C8A7 、SHA-1は 816369E735890FCA6D59003C684A3B1E2A3A18F5 だった。
4MB以上(4GB以上じゃない)のUSBメモリを用意する。今回は2GBのmicroSDカードをUSBカードリーダ(BUFFALO BSCRMSDCBK)に入れて使用した。念のためにDISK PARTでCLEANして初期化した上で、SD FormatterでFATフォーマットしている。尚、8GBのmicroSDHCカードをFAT32フォーマットしたものでも作成出来るところまでは確認した。
SP64420.exeを実行(今回は64bit版のWindows 10上で実行)してc:\SWSetup\SP64420にインストール。ブラウザが開いて説明が出るが「Create a bootable USB Key」→「View Contents of HP USB Key Setup Creation Utility Folder」で「c:\SWSetup\SP64420\USB Key\」フォルダがエクスプローラで開かれない場合は、別途エクスプローラを開いて「c:\SWSetup\SP64420\USB Key\」フォルダを開く。

  1. 「HPQUSB.exe」を右クリックして管理者として実行(これを行わないと何故か書き込み時にライトプロテクトがかかってると出て書き込めない)
  2. 「HP USB Key Setup Creation Utility」ウィンドウが開いたら「Device:」から書込先のUSBメモリを選択して「Start」
  3. 「HPQUSB」ダイアログが出たら「はい(Y)」(この直後に「Device media is write protected.」と出る場合は、管理者として実行していないのが原因)
  4. 作成が終わったら「HPQUSB」ダイアログが表示されるので「OK」で閉じる
  5. 「HP USB Key Setup Creation Utility」ウィンドウに戻るので「Close」で終了

あとはMicroServerにUSBメモリを取り付けて電源ON。F10でBIOSを開いて念のために設定を初期化しておくのが吉。MicroServerのBIOSは初期状態ならUSBメモリからの起動が優先されるので、自動的にDR-DOSが起動してBIOSのアップデートが始まる。終わったらコマンドプロンプト(「C>」)になるので何度かCtrl+Cを押した後、Ctrl+Alt+Delを押してリセットする。(電源を切らない方が良いと思われる。以前、ここで電源を切ってBIOSアップデートに失敗したことがあるので(汗))
BIOSが更新されていることを確認する。そのまま放置していると再度USBメモリからDR-DOSが起動するとBIOSアップデートは既に行われているのでBIOS内容の確認だけ行われて、すぐにコマンドプロンプトに戻ってくる。再度リセットしてBIOSを開いて念のために設定を初期化して、BIOS設定を保存して終了した後、再度BIOSを開いた状態で電源ボタン長押しで電源を切った。
USBメモリを抜いて再度電源を入れるとちゃんと更新されたBIOSバージョンの10/01/2013が表示されて正常起動したので再度電源を落としてBIOSアップデート作業は終了。