FreeNASのインストール

FreeNASは2016/05/31時点の最新版が9.10で、RAMは8GB以上、インストール先デバイスUSBメモリ等)には8GB以上が推奨されている。

FreeNASのインストールメディアを作成

FreeNASから「DOWNLOAD」→ページ末尾の「No thank you, send me to the Download page please.」→「Download」でインストールメディアのISOイメージファイルをダウンロードする。これを適当なライティングソフトでCD-R等に焼くか、Win32 Disk Imager等でUSBメモリに書き込む。
Win32 Disk Imagerを使う場合は、Win32 Disk Imagerから「Download」でダウンロードしてインストールして、Win32DiskImagerを起動。DeviceからUSBメモリを選択、Image Fileのフォルダアイコンを開く。Disk Images (*.img *.IMG)を*.*に変更してISOイメージファイルを開く。Writeを押してYesを選択する。Write Successful.が出たらOKを押してExitで終了させる。

FreeNASのインストール

FreeNASインストールメディアから起動させて、1 Install/Upgrade→OK→Choose destination media→インストール先デバイスを選択してOK→Yes→Password:とConfirm Password:にパスワードを決めて入力してOK(この後、かなり待つ)→OK→4 Shutdown Systemを選択してOK(インストールメディアを取り外す)

FreeNASの起動

電源を入れるとFreeNASが起動するので、Console setupが出たらメニュー末尾のURLをWebブラウザで開く。URLが無い場合は、1) Configure Network Interfaces→ネットワークデバイスを選択(「1) bge0」等)→y→URLが表示されたら13) Reboot→yで一旦再起動する。
WebブラウザでURLを開いたら、Usernameにroot、Passwordにインストール時に設定したパスワードを入力してLog InでWebGUIが開く。

FreeNASの初期ウィザード

  1. LanguageをEnglishからJapanese、Console Keyboard Mapを-----からJapanese 106、TimezoneをAmerica/Los_AngelesからAsia/Tokyoに変更してNext
  2. Pool NameにHDDをまとめた名前を適当に入力(tank等)、PurposeをAutomaticからLogs(RAID 0)やMedia(RAID Z1)に変更してNext
  3. Next(ドメイン等のディレクトリサービスは使わないので何も設定せずに次へ進む)
  4. Share nameに共有フォルダ名を入力(share等)、PurposeはWindows (CIFS)を選択、Allow Guestにチェック、Ownershipを開いて、ModeのWriteでGroupとOtherにチェックを入れてReturn、AddしてからNext
  5. Next(FreeNASからのメール報告が必要な場合は後で別途設定する)
  6. Confirm
  7. ログアウト→もう一度ログイン→ユーザ名にroot、パスワードにインストール時に設定したパスワードを入力して、ログイン
  8. ネットワーク→ネットワークサマリ→デフォルトルート空の場合は、再起動→再起動

FreeNASの追加設定

  1. サービス→CIFS→NetBIOS名をfreenasから任意の名称に変更、DOS 文字セットをCP437からCP932に変更、ローカルマスタのチェックをはずす、ドメインのタイムサーバのチェックをはずす、空のパスワードを許可にチェックして、OK
  2. ストレージ→ボリューム→ボリュームを表示→名前からShare Name(share等)を選択して、スパナアイコン(Edit Options)→Share typeをWindowsからUNIXに変更して、データセットを編集
  3. ストレージ→ボリューム→ボリュームを表示→名前からShare Name(share等)を選択して、鍵のアイコン(パーミッションの変更)→モードからWriteのOtherにチェックを入れて、変更
  4. 共有→Windows (CIFS) Shares→名前からShare Name(share等)を選択して、Edit→高度な設定→隠しファイルを表示と、ゲストアクセスのみを許可にチェックを入れて、OK
  5. ネットワーク→全般設定→ホスト名をfreenasから任意の名称に変更して、保存

FreeNASのメール報告設定

  1. アカウント→ユーザ→ユーザを表示→ユーザ名のrootを選択して、メールアドレスの変更→メールに自分のメールアドレスを入力して、OK
  2. システム→メール→送信元アドレスをroot@freenas.localからroot@ホスト名.localに変更、送信メールサーバ:に送信用に使うメールアドレスのSMTPサーバを入力(Gmailの場合はsmtp.gmail.com)、接続先ポート番号:をSMTPサーバに合わせて変更(GmailSSL接続の場合は465)、TLS/SSLSMTPサーバに合わせて変更(GmailSSL接続の場合はSSL)、SMTP 認証の使用はSMTPサーバに合わせてチェックを入れる(Gmailの場合はチェックを入れる)、ユーザ名にSMTPサーバのユーザ名を入力、パスワードとパスワード(確認)にSMTPサーバのパスワードを入力、テストメールの送信でメールが届いたら、保存