USB接続カセットプレーヤー EB-CP002を買った

早速、イーバランスのUSB接続対応ポータブルカセットプレーヤーのEB-CP002をチェック。購入価格は税込み・送料込みで1,480円。Amazon.co.jpの家電専門店まいどで注文。Amazon.co.jpから発送された。

付属品

パッケージは表面、右側面、手前側面に日本語、裏面、左側面、奥側側面に英語で商品名などが記載されている。ここを見ると、サイズは約幅110×奥行30×80mm、重量は約170g、電源はUSB給電、電池駆動(単三乾電池×2本)※単三乾電池は付属しません。、インターフェースはUSB2.0、付属品は本体、日本語マニュアル、アプリケーションCD、USBケーブル、イヤホンと書いてある。
商品名はパッケージ表面に書いてある「カセットテープをMP3に変換するプレーヤー」だと思われる。取扱説明書の表紙下部にもその言葉が書いてある。とは言え、取扱説明書の表紙上部には型番と共に「USBカセットキャプチャー」とAmazon.co.jpで商品名として表示されているものも書いてあるけれど。
付属のアプリケーションCDには上部に「USB Cassette」、下部に「INSTALLATION CD DRIVERS AND UTILITIES VER.6.2.C」と書いてあるが、中身はAUDACITY.EXE、AUTORUN.INF、lame_enc.dll、MANUAL.PDFの4ファイルのみで、ドライバは入っていない。取扱説明書によるとドライバは自動認識されるとのこと。また、AUTORUN.INFによって実行されるAUDACITY.EXEはAudacity 1.2.6のインストーラで日本語表示にも対応していない。こちらも取扱説明書によると付属アプリケーションのAudacityオープンソースのサウンド編集ソフトと書かれており、入手先URLも示されていた。Audacity公式サイトは日本語対応で昨年9月末に公開されたAudacity 2.0.6がダウンロード出来る。

本体

本体は昔のウォークマン等と比べると単三乾電池が入る分だけ厚手で、上面に再生のPLAYボタン、A面/B面切り替えのDIRボタン、両面再生/エンドレス再生の切り替えスイッチ、早送りのFFボタン、巻戻しのREWボタン、右側面にカセットテープを入れるためのカバーを開けるOPENレバー、音量レベル調節ダイヤル、miniUSB(B)端子、ヘッドホン端子、左側面にDC 3V 500mA(センタープラス)のACアダプタ端子がある。カセットテープを入れるためのカバーを開けると、下部右側に電池カバーがあるのでOPENの文字に従って隙間をツメで下部に押し下げながら取り外して、プラス側を左奥側に向けて単3電池を2本入れる。ただし、USB接続して使う場合はUSBから給電されるので不要。
カセットテープの取り付けはカバーを開けて乗せるだけ。ロックも何もされないのでカバーを閉めないでひっくり返すとカセットテープが落ちる。
付属のUSBケーブルはminiUSBケーブルで、よくある電力が足りない時の為のUSB(A)コネクタが二股になっているタイプじゃない。DC 3V 500mAで動作するのでUSB 5V 500mAでも十分電力が足りるんだと思う。

取り込み

早速、カセットテープから取り込んでみる。付属のCDは使わず、Audacity 2.0.6をダウンロードしてインストール。起動したら、マイクアイコンのところから録音デバイスとしてEB-CP002を示しているマイク配列 (USB UPnP Audio Device)を選択する。録音中の音を聞きたい場合は、メニューの録音と再生からソフトウェアによる再生を選択してチェックを付ける。
あとは録音ボタンを押して、EB-CP002の音量ダイヤルを最大より少し小さめにして、両面再生モードにスイッチを合わせて、カセットテープを入れてPLAYボタンを押して再生するだけ。A面で巻き戻した状態で入れておけばB面の最後まで録音してくれる。
録音中に表示される波形が上下の端に当たっていたら、音量ダイヤルで上下に余裕で当たらない程度に調整して、停止ボタンを押して、カセットテープのSTOPボタンを押して、REWボタンで巻き戻して、先頭に戻ったらSTOPボタンで停止して、波形が出ている箇所の左上の×を押して波形部分を閉じたら、再度録音ボタンを押してPLAYボタンで再生する。
B面最後まで再生して自動的に停止したら、停止ボタンを押して終了。最後にメニューのファイルからオーディオの書き出しでWAVファイルやMP3ファイルが保存出来る。

無音部分で分割

Audacityを起動してファイルから開くでWAVファイルやMP3ファイルを読み込んだら、解析からSilence FinderでOK。波形の下にラベルトラックが出来て分割箇所にSマークが入るので、上手く分割出来てない場合はラベルトラックのウィンドウを×で閉じて、解析からSilence FinderでTreat audio below this level as silence [-dB]の値を小さくしてOKを繰り返す。今回は29を指定したところで、やっと正しく分割された。
何重にも分割されたり、間違った分割箇所はSの部分をクリックしてSをBackSpaceで削除した後、さらにBackSpaceを押すと分割箇所が削除される。逆にSの箇所をクリックしてSを削除した後、曲名を入れておくことも出来る。
最後にファイルから複数ファイルの書き出しで分割されたWAVファイルやMP3ファイルが入力した曲名で保存される。

その他

  • MZ-80KやMZ-700のカセットテープをtapeload_g.exeで読みませようとしたら、A面は位相が逆で-rオプションが必要、オートリバースされて録音されたB面は位相が正しいようで-rオプションは不要だった。
  • そういえば、音楽カセットテープを読み込ませた時もA面はLチャンネルしか基本的に音が入ってこないのに、オートリバースされたB面になるとLチャンネルにもRチャンネルにも音が入ってきたな…。少し嫌な予感。