F-12C(ベースバンドバージョン 6001.0101.14、ビルド番号 V13)は突然の再起動などの不具合が多発しているので最新バージョンへの製品アップデートをしてみたかったが、root権限が取れなくなったり、docomoのMVNOなSIM(日本通信など)でテザリングが出来なくなる等の弊害もある上に元のバージョンには戻せなくなることから躊躇っていたが、同じバージョンのF-12Cの予備を手に入れたことで、片方を最新バージョンにして元に戻したくなったら、もう片方を使えばいいだろうってことで最新バージョンへのソフトウェア更新を行ってみた。
初期化
予備のF-12Cではあるけれど、必要なデータはmicroSDカード内も含めてすべてバックアップしてあるので、バージョンアップでトラブらないように念の為に初期化する。
- SIMカードを抜いて電源ON
- MENU→設定→ストレージ→SDカードのマウント解除→OK
- MENU→設定→ストレージ→SDカード内データを消去→SDカード内データを消去→すべて消去
- MENU→設定→プライバシー→データの初期化→「SDカード内データを消去」にチェック→携帯電話をリセット→すべて消去
準備
ソフトウェア更新は時間がかかるのでバックライトがすぐに消灯しないようにする。また、無駄なパケット通信をしなようにWi-Fiを有効にして接続しておく。
- MENU→設定→表示→バックライト→消灯までの時間→「30秒」から「30分」に変更
- MENU→設定→無線とネットワーク→Wi-Fi設定→「Wi-Fi」にチェック→「Wi-Fiネットワーク」から接続したい無線LANアクセスポイントを選択→「パスワード」を入力して「接続」
※Wi-Fiに接続するとSIMカードが入っていなくても日付と時刻の設定で自動にチェックが入っているせいか、時計合わせが行われる。ただし、タイムゾーンが日本ではないので9時間ずれている。国内キャリアのSIMカードを入れるか、手動でタイムゾーンを設定すれば正しい日時に切り替わる。
ソフトウェア更新(ビルド番号 V18)
2回目のソフトウェア更新以外はパケット通信が必須なのでdocomoのSIMカードを入れた状態で行う。今回はXiの音声プランのSIMカードを使った。
- 電源を切ってSIMカードを入れてから電源を入れる
- MENU→設定→端末情報→ソフトウェア更新→更新を開始する→はい
- Wi-Fiが一時的に無効になり、「接続中...」と出た後、ステータスバーに3Gのアイコンが現れて通信が開始される。「ダウンロード中」が消えたら「書換え処理を開始します」と出て「電源を切る シャットダウン中」のメッセージと共に再起動。
- docomoロゴ、防水説明が表示された後、ドロイド君とパッケージの箱が表示、その後「ソフトウェア更新をしています」と出てプログレスバーが100%になったら、再びドロイド君とパッケージの箱が表示。
- 以後は通常の電源ON後と同様にdocomoロゴ、防水説明、青と赤の波線アニメーション、FUJITSU F-12Cロゴ、ロック画面と遷移する。ステータスバーに黒い□の中に赤いチェックマークが表示されたらソフトウェア更新は完了なのでロック解除する。(Wi-Fiは元通り有効になっている)
- MENU→設定→端末情報→「ビルド番号」が「V13」から「V18」に更新されているのを確認する。
ソフトウェア更新(ベースバンドバージョン 6001.0101.21)
アプリケーション一覧にソフトウェア バージョンアップ V2.1ってアイコンが出来てるので、これでソフトウェア更新を行う。
- Applications→ソフトウェア バージョンアップ V2.1→次へ→次へ→ダウンロードを開始→4つの項目すべてにチェック→開始
- 「しばらくお待ちください...」の後、「ソフトウェアのバージョンアップを行なうために、電源を入れなおします。」と出て「電源を切る シャットダウン中」のメッセージと共に再起動。
- 「SD Downloader」の画面で「Device SW Downloading ...」と出るのでしばらく待つ。
- 以後は通常の電源ON後と同様にdocomoロゴ、防水説明、青と赤の波線アニメーション、FUJITSU F-12Cロゴ、ロック画面と遷移する。ロック解除を行うと「ソフトウェア更新通知」の画面で「ソフトウェア更新が完了しました。」と出るので「OK」
- MENU→設定→端末情報→「ベースバンドバージョン」が「6001.0101.14」から「6001.0101.21」に更新されているのを確認する。尚、アプリケーション一覧にソフトウェア バージョンアップ V2.1のアイコンはまだある。
ソフトウェア更新(ベースバンドバージョン 6001.0101.23、ビルド番号 V20)
- MENU→設定→端末情報→ソフトウェア更新→更新を開始する→はい
- Wi-Fiが一時的に無効になり、「接続中...」と出た後、ステータスバーに3Gのアイコンが現れて通信が開始される。「ダウンロード中」が消えたら「書換え処理を開始します」と出て「電源を切る シャットダウン中」のメッセージと共に再起動。
- docomoロゴ、防水説明が表示された後、ドロイド君とパッケージの箱が表示、その後「ソフトウェア更新をしています」と出てプログレスバーが100%になったら、再びドロイド君とパッケージの箱が表示。
- 以後は通常の電源ON後と同様にdocomoロゴ、防水説明、青と赤の波線アニメーション、FUJITSU F-12Cロゴ、ロック画面と遷移する。ステータスバーに黒い□の中に赤いチェックマークが表示されたらソフトウェア更新は完了なのでロック解除する。(Wi-Fiは元通り有効になっている)
- MENU→設定→端末情報→「ベースバンドバージョン」が「6001.0101.21」から「6001.0101.23」、「ビルド番号」が「V18」から「V20」に更新されているのを確認する。
ソフトウェア更新(ベースバンドバージョン 6001.0101.25、ビルド番号 V21)
- MENU→設定→端末情報→ソフトウェア更新→更新を開始する→はい
- Wi-Fiが一時的に無効になり、「接続中...」と出た後、ステータスバーに3Gのアイコンが現れて通信が開始される。「ダウンロード中」が消えたら「書換え処理を開始します」と出て「電源を切る シャットダウン中」のメッセージと共に再起動。
- docomoロゴ、防水説明が表示された後、ドロイド君とパッケージの箱が表示、その後「ソフトウェア更新をしています」と出てプログレスバーが100%になったら、再びドロイド君とパッケージの箱が表示。
- 以後は通常の電源ON後と同様にdocomoロゴ、防水説明、青と赤の波線アニメーション、FUJITSU F-12Cロゴ、ロック画面と遷移する。ステータスバーに黒い□の中に赤いチェックマークが表示されたらソフトウェア更新は完了なのでロック解除する。(Wi-Fiは元通り有効になっている)
- MENU→設定→端末情報→「ベースバンドバージョン」が「6001.0101.23」から「6001.0101.25」、「ビルド番号」が「V20」から「V21」に更新されているのを確認する。尚、アプリケーション一覧にあったソフトウェア バージョンアップ V2.1のアイコンは無くなっている。
- MENU→設定→端末情報→ソフトウェア更新→更新を開始する→はい
- Wi-Fiが一時的に無効になり、「接続中...」と出た後、ステータスバーに3Gのアイコンが現れて通信が開始される。「更新の必要はありません。このままお使いください。」と出るので「OK」
再初期化
念の為に初期化と同じ手順を行ってみたが、端末情報から確認できるベースバンドバージョンは6001.0101.25、ビルド番号はV21で元のバージョンに戻ることは無かった。