OQO model 01+の再セットアップ

付属のWindows XP Professional SP2英語版のCD-ROMから再インストールしてみる。光学ドライブPanasonic LF-P967CをドッキングケーブルのUSBポート(本体のUSBポートでもいいんだけど、ドッキングケーブルの各デバイスをインストール時に認識させたかったので)に接続した。

BIOS設定

電源を入れてOQOのロゴが出ているウチにFN+2でBIOSに入る。Inside SoftwareのMobilePRO BIOSってヤツらしい。ExitメニューからDefault Settingsにした後、StartupメニューからBoot Deviceの2nd Boot DeviceをCD-ROM Driveに3rd Boot DeviceをHard Disk Cに変更し、ExitメニューからSave and Exitで終了する。この間の操作は全てカーソルキー、TABキー、ENTERキー、ESCキーなどで行う。

Windows XPインストール

CD-ROMから起動したら「Press any key to boot from CD...」と表示されるので、すかさずENTERキーなどを押す。しばらく待つと通常のWindows XPのインストールと違い、インストール開始の確認や、ライセンスの確認、キーボードの選択などは無く、いきなりインストール先のパーティション選択画面になる。
既にあるパーティションをDキーで削除して、削除確認でENTERキーを押し、削除実行するためにLキーを押す。未使用領域だけになったらENTERキーを押して、NTFSでフォーマットするを選択してENTERキーを押し、ハードディスクのフォーマットを開始する。
あとは通常のWindows XPのインストールと同様なんだけど、ライセンスへの同意や、プロダクトキーの入力、使用するユーザーの作成、マイクロソフトへの登録などの画面は出ず、最後にOQOのドライバ群とOQOマネージャ、画面回転ソフトなどが自動的にインストールされる。ユーザーは作成してないので通常はAdministratorで起動した状態となる。
ちなみにOQOのドライバ群などを単体インストールする場合はCD-ROMのOQOフォルダに格納されてるのが使えるっぽい。

初期状態

電源制御はPortable/LaptopでAC駆動時は画面OFFまで15分、HDD停止まで30分、スタンバイまで20分、ハイバネまで3時間、バッテリー駆動時は画面OFFまで5分、HDD停止まで5分、スタンバイまで5分、ハイバネまで2時間。キーボードは閉じるとサスペンドする設定。
フォントサイズはExtra Large Fonts、Use large iconsにチェック、画面サイズは800×480 24bit 60Hz。ディスプレイはOQO Internal LCD
取り外し可能なデバイスOQO Docking Cable Ethernet Adapter、OQO WiFi Radio、あとインストール時にUSB光学ドライブを使っていたら一緒に表示される。タスクバーにはOQO RotationやOQO Managerのアイコンがある。前者は右クリックでメニューが出て90度、180度、270度に画面を回転させられる。ちゃんとマウスの動きも上下左右が回転する。後者は右クリックでメニューが出てPropertiesを開くとOQO本体の状態表示や設定変更が行える。ThinkPad 機能設定みたいなモンやね。

バイス

BluetoothMicrosoft Bluetooth EnumeratorとOQO Bluetooth Radio、ハードディスクはTOSHIBA MK3006GAL(1.8インチ30GB)、ビデオアダプタはOQO Lynx3DM、IDEコントローラはALi M5229 PCI Bus Master IDE Controller、IEEE 1394コントローラはTexas Instruments OHCI Compliant IEEE 1394 Host Controller、キーボードはStandard 101/102-Key or Microsoft Natural PS/2 Keyboard、マウスはOQO PS/2 Mouse、LANアダプタはOQO Docking Cable Ethernet AdapterとOQO Wifi Radio(IEEE802.11b対応11Mbps無線LAN)、CPUはTransmeta(tm) Crusoe(tm) Processor TM5800(クロックは最大1GHz)、サウンドアダプタはALi Audio Accelerrator WDM Driver、USBはNEC PCI to USB Open Host Controller(USB2.0対応)ってな感じ。ちなみにメモリはDDRオンボード512MB(増設不可)。

日本語表示

ドッキングケーブルのLANコネクタからルータに繋いでおいたので、Internet Explorerを立ち上げるとMSNのトップページが表示された。無線LANも有効になっているのでアクセスポイントに接続すれば同様だと思う。この状態で日本語のページを開いても文字が豆腐になってマトモに表示されない。もちろんエクスプローラで日本語を含むファイル名も同様。

日本語化

start(スタート)→Control Panel(コントロール パネル)→Regional and Language Options(地域と言語のオプション)の順に選択。Languages(言語)タブを選択。Supplemental language support(補助言語サポート)のInstall files for East Asian languages(東アジア言語のファイルをインストールする)にチェックを入れると、注意と説明のダイアログが出るのでOKボタンを押す。この後、ウィンドウ下部(見えていないのでウィンドウを上部に少し動かす)のOKボタンを押すと、ファイルのインストールが開始される(Windows XPのCD-ROMが必要になるので入れておく)。終わると再起動を求められるのでYesを押して再起動させる。
再起動したら再びstart(スタート)→Control Panel(コントロール パネル)→Regional and Language Options(地域と言語のオプション)の順に選択。Advanced(詳細設定)タブを選択。Language for non-Unicode programs(Unicode 対応でないプログラムの言語)をEnglish (United States)からJapanese(先ほどの作業でこれが選択できるようになった)に変更してOKボタンを押すと、ダイアログが表示されるのでYesを押す。その後、再起動を求められるのでYesを押して再起動させる。
再起動したら画面上にEnglish (United States)と表示された言語バーが表示されている。クリックするとJapaneseも選択できるが最初からJapaneseになるように設定を変更する。再びstart(スタート)→Control Panel(コントロール パネル)→Regional and Language Options(地域と言語のオプション)の順に選択。Languages(言語)タブを選択。Text services and input languages(テキスト サービスと入力言語)のDetails...(詳細)ボタンを押す。Settings(設定)タブのDefault input language(既定の言語)をEnglish (United States) - USからJapanese - Microsoft Natural Input 2002 ver. 8.1に変更してOKボタンを押す。Regional and Language Options(地域と言語のオプション)のウィンドウに戻るのでOKボタンを押す。この後、念の為に再起動させる。
再起動したら先ほどまでEnglish (United States)と表示されていた言語バーはJapaneseと表示されている。通常のWindows XPと違うように見えるのはテキストラベルが表示されているからで、言語バーの上で右クリックしてText Labels(テキストラベル)のチェックをはずせばいい。
あとは再びstart(スタート)→Control Panel(コントロール パネル)→Regional and Language Options(地域と言語のオプション)の順に選択。Regional Options(地域オプション)タブを選択。Standards and formats(標準と形式)のEnglish (United States)をJapaneseにして、通貨の表示や日付の表示を直しておくのが吉。さらにLocation(場所)もUnited StatesからJapanに変えて、最後にOKボタンを押す。
日本語入力は言語バーの「A」の部分をクリックして「ひらがな」を選んでもいいが、ALT+FN+Hで日本語キーボードでいうところのAlt+半角/全角と同様に日本語入力モードのON/OFFが出来る。
Internet Explorerを起動して、http://www.google.comにアクセスしても、ちゃんと日本語ページのhttp://www.google.co.jpに飛ばされて表示される。
エクスプローラでも日本語ファイル名はちゃんと表示されるようになった。ただし、英語モードでネットワーク上の共有フォルダを検索した際、説明に日本語が含まれているものは文字化けしたままの模様。以後に検索して出てきたものは日本語が含まれていても正しく表示された。

時計

タイムゾーンを(GMT-08:00) Pacific Time (US & Canada); Tijuanaから(GMT+09:00) Osaka, Sapporo, Tokyoに変更してNTPサーバで時計合わせしても時計が狂ってしまう。15時のはずが7時とか表示される。とりあえず、よくわかんないのでこの辺は次回。