LANカードを特定するためのファイルを追加

ザウルスで使えるのに「ネットワーク設定」アイコンの「セットアップ」で「カードが特定できません」と言われるカードは“/opt/QtPalmtop/etc/inetwizard/devices”フォルダにカードの情報ファイルが無いのが原因みたいなので作ってみる。
ファイル名は何でもいい。改行コードはUNIXなどで一般的なLFのみ。日本語を使う場合はUTF-8で記述する。てな訳で、ルート権限で実行するようにしたZEditorで編集するのが吉。

LANカードや無線LANカードの場合は結構簡単。例えばプラネックスのCF-100TXなら、下記の内容で“cf-100tx.conf”を作成すればいい。

[Info]
Name = PLANEX CF-100TX
DevType = lan
[Help]
Name = PLANEX CF-100TX
Order = 200
Protocol = 10base 100base
Tapple = "Fast Ethernet", "CF Size PC Card", "1.0"
  • [Info]のNameは接続機器の名称。[Help]のNameと同じにしておくのが吉。
  • DevTypeはLANの場合はlan、無線LANの場合はwlanを指定。
  • [Help]のNameはインターネット接続設定アシストで接続機器として表示される。Name[ja]もある場合はこちらが優先され、デフォルトの設定名称としても利用される。ここにはUTF-8な日本語を含めることも出来る。
  • OrderはLANや無線LANの場合は200を指定。
  • ProtocolはLANの場合は10baseや100base、無線LANの場合は802.11bを指定。
  • Tappleはカードのタプル(正確にはtuple)情報を指定する。これはターミナルから「cardctl ident」と入力して表示される「 product info: 」に続く内容を指定すればいい。

ついでにSocket社のLow Power Ethernet CF Cardのも“lp-e.conf”で作成。

[Info]
Name = Socket LP-E
DevType = lan
[Help]
Name = Socket LP-E
Order = 200
Protocol = 10base
Tapple = "CF+ LPE", "Socket Communications Inc", "Revision E", "08/04/99"

ちなみにSocket LP-EはSL-A300/B500/C700/C760/C3000/C1000で問題なく使えている。