玄箱のWebサーバ

玄箱はデフォルトでtelnet出来る(説明書にユーザ名とパスワードが書いてある)のでログインして調べてみた。thttpdを使ってるようで、起動用スクリプトは/etc/rc.d/init.d/thttpd、設定ファイルは/etc/thttpd.conf、Webサーバのルートディレクトリは/wwwになっている。
取り付けたHDDは先頭からLinuxシステム領域、スワップ領域、共有フォルダ領域と分かれていて、共有フォルダ領域は/mntにマウントされている。この共有フォルダ領域をWeb上から見れると何かと便利なので色々やってみる。
このthttpdは「~username」で「/home/username/public_html」を見にいくような仕組みは無いようで、/wwwの外へのシンボリックリンクも受け付けてくれない。
http://www.fan.gr.jp/~azure/links/thttpd.html
仕方ないので/www以下の内容を/mntに全部コピー(約2.2MB)して、/etc/thttpd.confのバックアップを取ってから、内容をdir=/wwwをdir=/mntに書き換え、thttpdを再起動させる。

cp -r /www/* /mnt
cp /etc/thttpd.conf /etc/thttpd.conf.bak
TERM=vt100
vi /etc/thttpd.conf
/etc/rc.d/init.d/thttpd restart

これでhttp://kuro-box/share/とかアクセスすれば認証を求められた後に、共有フォルダ内のファイル一覧が表示されるが、見たり、ダウンロードしようとすると実行属性が付いているせいでCGIと間違われてしまいアクセスできない。
うーん、いちいち共有フォルダに入れたファイルの実行属性を外すのは面倒だもんなぁ〜。なんか、良い解決方法がありゃいいんだけど。他のhttpd使うってのはナシで。
で、それはそれとして玄箱ってVine化、Gentoo化、Debian化して使う情報は多いんだけど、デフォルトの設定をちょっと変えたいって情報が少ない。りなざう関連でもお世話になってるJunさんとこに色々その手の情報があったのでメモ。
http://www.nk.rim.or.jp/~jun/kuro_memo/index.html
へぇ〜、玄箱のCD-ROMには開発環境のバイナリファイルとかが入ってたのか。ntpとかは入れておきたいな。
あとPowerPC 603e相当の200MHzってことはPowerBook 3400c/200や、Macintosh Performa 6420、PowerMacintosh 4400/200とかと同じか。すごい時代になったもんだ。