SL-C1000でOpenBSDを試してみる

動画やSDL周りも一応使えるようになったので、前々から気になっていたOpenBSDを試してみる。まあ、SL-C760で試しても良かったんだけど、SL-C1000ならSL-C3000とハードウェア的に同じだし、今後サポート予定もあるってんで動くかな〜?と。

OpenBSDのダウンロード先

まずはOpenBSDの公式サイトから国内で近場のFTPサーバを探してみる。うちからだと確かIIJが近かったハズ。

OpenBSD 3.7を試してみる

最初は「3.7」→「zaurusディレクトリから「openbsd37_arm.ipk」を落として(ちゃんとファイル名を「openbsd_3.7_arm.ipk」に修正して)インストールしたら、インストール失敗(笑)でも、アプリケーションのホーム画面にOpenBSD installのアイコンが出来てる(汗)いらないので削除。あらためてパッケージを解凍してみると、/hdd2に直接配置されているファイルがあるので、どうやらコレでコケた模様。
興味本位でパッケージ使うのはやめて、素直に「zbsdmod.o」、「bsd」、「bsd.rd」の3つをダウンロードして「/home/zaurusディレクトリに置き、以下のように操作してOpenBSDを起動させる。

bash-2.05$ su
# insmod zbsdmod.o
# cp bsd.rd /proc/zboot

ビュースタイルで正しく見える状態でOpenBSDが起動。ただ、途中で止まってデバッガが起動しちゃった。SL-C1000だからかな??(苦笑)

OpenBSD snapshots 2005/07/19版を試してみる

てな訳で、素直にスナップショット版でやってみる。「snapshots」→「zaurusディレクトリから「bsd」、「bsd.rd」、「zboot」、「zbsdmod.o」をダウンロード。日付は2005/07/19でした。
「INSTALL.zaurus」を読むと「zboot」ってのは「cp bsd.rd /proc/zboot」に相当する操作を行ってくれる実行ファイル?まあ、別に使う必要もなさそうなので先ほどと同じ手順でOpenBSDを起動。
ををっ、いしじまさんとこに書かれているようにインプットスタイルでちゃんと見える状態でOpenBSDが起動したーっ!
しかも今度はインストールメニューもちゃんと出てきた。このまま「(I)nstall」を選択すればインストーラが起動するんだろうけど、マイクロドライブも持ってないからインストール先が無いってことで無視して、「(S)hell」を選択して遊んでみる。
ああっ、ちゃんとBSDだ・・・。遊び終わったら何度か「sync」を入力して「halt」と入力すれば、しばらくして「Please press any key to reboot.」と表示されるので適当なキーを押せば再起動され、元のQtopia環境に戻ってこれる。

感想

OpenBSDがどんなもんかとか、コマンドラインで遊ぶ程度なら、ターミナルからファイル3個コピーしてコマンド2つ叩くだけで、Qtopia環境壊さずに動かせるから楽でええね。Qtopia環境に戻るのもOpenBSDからコマンド一発だし。
いずれマイクロドライブなり仕入れて、ちゃんとインストールしてみたいけど、SL-C1000じゃマイクロドライブ入れたら通信系カードが使えないから実用性低いよね・・・。