続々・SL-C760でUSB(4)

CD-ROMの色々なフォーマット

mountの「-t iso9660」でマウントできるものを軽く調べてみる。
まずはDOSWindowsで非常に相性が良いであろうJoliet。これはロングファイルネームはちゃんと見えるんだけど、日本語が文字化けするので定番の「-o iocharset=utf8,codepage=932」を付加すれば、ファイルのホーム画面から見えるようになる。
次にUNIXでお馴染みのRockRidge。これもロングファイルネームが問題なく見えている。大文字、小文字も混在してるし問題なさげ。
そして番外編のDVDビデオ。今回は東芝のHDD/DVDレコーダーRD-X3で作成したもの。DVDビデオは基本的にUDF 1.02のフォーマットを使ってて、このUDF 1.02はISO9660互換で見えるので実は容量のデカいCD-ROMとして読めてしまう。実際、SL-C760REX-CFU1LF-P767Cで問題なくマウントできた。
ちなみにDVD-RAMはUDF 2.0でISO9660との互換性がないので、UDFファイルシステムのモジュールをSL-C760に用意しない限りは読み書きできないと思う。

DVDビデオやビデオCDの再生

実はMPlayerはDVDやVideo-CDの再生に対応している。DVDの場合はデフォルトで/dev/dvdを、Video-CDの場合はデフォルトで/dev/cdromを見にいくようなので、/dev/sr0からシンボリックリンクを張っておく。(例:ln -s /dev/sr0 /dev/dvd)
あとはDVDビデオを再生する場合は「mplayer -quiet dvd://1」、ビデオCDを再生する場合は「mplayer -quiet vcd://1」で再生できる。オンスクリーン表示は「O」キーでトグル動作。終了は「Q」キー。
左に90度回転して再生されるのは「-vf rotate=1」で対策できる。他にも必要に応じてコマ落ち防止や、再生パフォーマンス向上のオプションを付けるといいと思う。