SL-A300の初期設定

SL-C700SL-C760としか使ってきてないので、SL-A300は知人のを一度触らせてもらった時以外は初めて。充電も完了したので、昨日とりあえず動作確認しただけのSL-A300をあらためて色々チェック。I/Oポートの部分ってカバーないのね。あと、アプリケーションのホーム画面にシステム情報のアイコンあるのって奇妙に見える(笑)ROMバージョンは1.10Jでした。早速、シャープから1.50Jのアップデートソフトをダウンロード。

赤外線通信

バージョンアップする前に赤外線の動作チェック。まずはSL-C760のアドレス帳から1件送信。無事、SL-A300で受け取れてアドレス帳に追加できた。
今度はSL-A300からFLORA 310 DL8(日立の液晶一体型PC)にアドレス帳から1件送信。無事、contact.vcfの名前で受信できた。ちなみにOSはWindows XP
Outlook Expressでも使っているアドレス帳のデータをvCardでエクスポートして、これを赤外線でSL-A300に送信。ありゃ、アドレス帳に追加とならずに本体メモリーのapplicationのoctet-streamに保存されちゃった。しかも、内容もちゃんと受信できてないっぽい。名前をcontact.vcfに変えてもメモ帳で開いちゃうし・・・。
そんな訳でWindows側でvCardにエクスポートしたファイルをcontact.vcfにリネームしてから赤外線でSL-A300に送信。今度はちゃんとアドレス帳に追加できた〜。

バージョンアップ

ザウルスサポートステーションの「SL-A300」の「ダウンロード」から「本体システム アップデートサービス」の「SDカードを使ったSL-A300本体システムのアップデート」を選択して、アップデートソフトの sd_update_30015.exe をダウンロード。実は lzh 形式の自己解凍ファイルなので、ザウルスなどでも LHa を使えば解凍できる。
解凍して出てきた all.nb0 と updater.pro だけを空の SD カードにコピーして、電源をオフにしたSL-A300にSDカードを差し込み、ACアダプタを繋いで本体背面のRESETボタンをペンで押しながらHomeキーを押し続けると、電源ランプが点滅を始めるのでHomeキーを離して、7分ほど待つと電源ランプが消灯するのでSDカードを抜く。この間、液晶は消えた状態のまま。
あとは本体初期化操作として、本体背面のRESETボタンをペンで15秒間押し続けてから離すと、電源が入りシャープのロゴが表示され、少し待つと「画面にタッチしてください 本体メモリーを初期化しました」と出るので、タッチパネルの調整と日付と時刻の設定、所有者情報と暗証番号の設定を行う。所有者情報と暗証番号は何も設定しないでおいた。
しっかし、速いっ!!SL-C760より速くないか?これ。1.10Jから1.50Jと凄いバージョンアップしたせいかもしれないが。

添付CD-ROM収録ソフトウェアのインストール

げげ、SL-A300ってHancomSheetやHancomWordも、郵便番号辞書やJeodeと同じようにCD-ROMからipkをコピーしてインストールするのか(汗)ちょっとビックリ。
あと、JeodeとJeodeのデモプログラムは別のipkなのねん。とりあえず全部インストール。

ネットワーク関連ソフトウェアのインストール

ザウルスサポートステーションの「SL-A300」の「ダウンロード」に「ネットワーク設定/インターネット接続設定アシスト」があるので、ネットワーク設定の netsetup_1.3.1_arm.ipk と、インターネット接続設定アシストの netwizard_1.1.26_arm.ipk をダウンロード。同じく「ダウンロード」に「メールアップデートソフト」があるので qpe-mail_A300-RW-1.33_arm.ipk をダウンロード。NetFrontはキャンペーンCD-ROMか、コミュニケーションアダプター CE-JC1を持っていないと入手は出来ないみたい。IBMからOperaでも落として使うかね(笑)
ネットワーク設定はインストール後、再起動が必要と出たので一旦再起動してから、続けてインターネット接続設定アシストとメールアップデートソフトをインストール。

スクリーンショットツールとターミナル

ザウルス宝箱Proの「国内向けSLシリーズザウルス 技術サポート情報」の「開発サポートツール」から「スクリーンショットツール」と「ターミナルソフト」をダウンロード。
が、前者はリンク切れ。適当にURL削って、http://www.handango.com/sharp/ からBrowse by Categoryの中の「Software Tools」を選択して、何度か最下段の「Next」を選択していくと4ページ目に「screenshotapplet」が見つかったので「Free[↓]」のアイコンをクリックしてダウンロード。
で、後者はリンクこそ繋がってるものの、Enter your Model Numberに「SL-5500」と入力、Choose your Product Typeから「Handheld Computers」を選択して、「get results>>」のアイコンをクリックし、「Software」から「Terminal」を選択して、ようやくダウンロード完了。げ、これexeファイルやん。まあ、zip 形式の自己解凍ファイルみたいなので、ザウルスなどでも Unzip を使えば解凍できそうやね。
てな訳でスクリーンショットツール screenshotapplet_0.1_arm.ipk と、ターミナル qpe-terminal_1.5.0-2_arm.ipk をインストール。
スクリーンショットツールはタスクバーに出来た緑のフォルダアイコンをタップして、何秒後の画面を保存するか秒数を指定し、Snaphotをタップすると一旦消えて、スクリーンショットを撮った後にまた現れるので、もう撮らないならアイコンをタップすると消える。
スクリーンショットは本体メモリーのimageのpngにsc_14.15.27_2005年4月20日(水).pngのような名前でpngファイルが出来上がる。ただし、ファイルのホーム画面からはsc_14の名前でしか見えない。

USBアダプターとクレードル

元々TAKETYONのSL-A300の外装交換用に購入したので、背面カバーを交換しようとネジを全部外す・・・全然開けられない(汗)なんか、ラッチがあちこちにあるのか?あきらめて、まるごと本体を交換することで、TAKETYONは綺麗なSL-A300と箱、付属品一式が2個イチで揃った状態に。
こっちは結果的にSL-A300と取扱説明書、添付CD-ROM、ACアダプタEA-65をTAKETYONから2,000円で譲ってもらう形になった。ううっ、激安だ。さらにおまけでUSBアダプターCE-UA1の予備(正確には予備じゃなくてSL-B500添付品)とか、クレードルCE-ST8の予備があるってことで、一緒に譲ってもらった。わーい。

WindowsとUSBで接続

SL-A300単体ではSDカード型AirH"以外はコミュニケーションアダプターCE-JC1を使わないとCFカードなどの通信機器が使えないので、赤外線ダイヤルアップでもない限り、インターネットには接続できない。
と、言う訳で、インターネットに繋がっているWindowsマシンからUSB経由でSL-A300をインターネットに繋ぎたいので、まずはWindowsマシンにザウルス接続用ソフトを入れなければ(SL-A300をUSB接続しても認識してくれないので)と思っていたら、シャープからダウンロードできるパソコン用ソフトにはドライバ含まれてないのか。
素直にSL-A300をUSBで繋いで、添付CD-ROMを指定したらドライバが無事インストールされた。デバイスマネージャを見ると、USBコントローラとしてSL Series2 (WDM)と、ネットワークアダプタとしてSL Series2 (NDIS 5)が追加されたみたい。
Windows側はSL-A300がUSB LANアダプタで繋がったDHCPサーバ&Sambaサーバとして見えているようで、DHCPで192.168.129.1が割り振られていた。ザウルスはPCリンク設定のIPアドレス(デフォルトは192.168.129.201)やコンピュータ名(デフォルトはsla300)で見える。
マイ ネットワークからは見えないときは、[スタート]メニューから「ファイル名を指定して実行」で「\\sla300」と入力すれば、SL-A300の本体メモリーとSDカードを読み書きできる。

WindowsからSL-A300telnet

SL-A300にはキーボードがないので、WindowsマシンとUSBでネットワーク接続されたのならtelnetしたいってことで、Server Manager(http://www.icefox.net/programs/?program=Zaurus/Server%20Manager)をインストール。
設定のホーム画面にServer Managerのアイコンが出来るので、起動してTurn Onを選択しておけば、USBでWindowsマシンと繋いだときにWindowsマシンから「telnet sla300」(または telnet 192.168.129.201 など)でSL-A300にログインできる。
この時、「ifconfig -a」で見るとUSBでネットワーク接続してる場合のネットワークデバイス名はusbd0のようだ。

Windows経由でネットワーク接続

SL-A300のUSBネットワーク接続時はデフォルトゲートウェイの設定がないので、「/sbin/route add -net default gw 192.168.129.1 metric 1 dev usbd0」とやってやれば、SL-A300からWindowsマシンを通して外に出ようとしてくれる。
あとはWindowsマシンでローカルエリア接続2からローカルエリア接続へブリッジしてくれれば良いので、ローカルエリア接続とローカルエリア接続2を選択して右クリックし、「ブリッジ接続」を選択してネットワークブリッジを作成してやる。
が、ここで問題。ネットワークブリッジを作るとローカルエリア接続もローカルエリア接続2も同じIPアドレスを使うことになるので、既に192.168.0.2などでLANに繋いでたPCの場合、192.168.129.201のSL-A300とは接続できない(汗)
「インターネット接続の共有」を使おうとも思ったが、こちらはPCが強制的に192.168.0.1になっちゃおうとするので社内LANなPCには使えない(涙)