ザウルスでひぐらし(まとめ)

ひぐらしのなく頃に「解」をやる前にまとめなんぞを。
プレイした感想をひとことでいえば、
鬼隠し編は恐怖のシナリオ
綿流し編は悲しみのシナリオ
祟殺し編は怒りのシナリオ
暇潰し編は勇気のシナリオ
だった。
魅力的な各キャラクターで、萌え要素も沢山あるけど、二次創作物(同人誌など)は、まだしばらくは18禁ものには手を出す気にはなれない。なんか、そういう作品。

ザウルスでの動作

結局、体験版からずっとザウルスでプレイした。若干、画像エフェクトとか遅いところはあるんだけど、どこでもプレイできるってのがいい。ただ、現時点のONScripterNScripterと完全互換じゃない部分の影響で「最初から」を選択するときのゴーンといった音や、製品版のシナリオ選択時の子供の声などがちゃんと出なかったり、いくつかの差異がある。
もちろん今後改善される可能性もあるかと思う。ザウルスでの動かす具体的な手順は下記を参照。

ひぐらしon ザウ(106MB)
http://ayamem.exblog.jp/1355129/
りなざうひぐらし
http://multi.nadenade.com/shinichi/lz.html
SL-C3000で「ひぐらしのなく頃に」をする
http://tattsuu.com/diary/archives/2005/02/slc3000_1.html
ひぐらし購入
http://d.hatena.ne.jp/nyanonon/20050208
ひぐらしのなく頃に体験版をSL-C760で遊ぶ
http://d.hatena.ne.jp/nyanonon/20050119
動作環境とゲームデータの加工

環境はSL-C760、全てのアイコンの高速起動はオフ、ノーマルカーネルのまま。体験版は128MBでも収まるんだけど、製品版(?)はCD-ROM 1枚分近くあるので512MBのSDカードに入れて遊んだ。データの加工は一切せず、そのままCDからコピーしただけ。体験版も同様。

メモリ不足でも続けられる

データの加工をしないせいでデータサイズが大きいのが原因だろうけど、メモリ不足のダイアログは結構出た。スワップ無しでも無視して続けられるんだけど、たまにそのままハングアップしてしまうことがある。かなり重たい処理が入ろうとすると、そうなるみたい。例えば製品版でタイトルロゴとメニューが出るとこまでとか。

スワップを使ってメモリ不足を少しでも抑える

メモリ不足はスワップを作ることで、ある程度押さえられる(完全には抑えられないような気がする)。
最初はQswapで32MBのスワップファイルを、ひぐらしを入れてるSDカードに作っておいて使ってたけど、祟殺し編とかは重たい(メモリを食う)処理が多いのか、メモリ不足が頻発するので、CFカード(SDカードでもいい)まるごとスワップ領域にして使うことで、かなり抑えることが出来た。やっぱり、スワップファイルよりスワップ領域のほうがいいっぽい。
ただし、メモリーカードまるごとスワップにした場合は誤ってファイルアクセスされないように「umount /mnt/cf」とかしてからswaponした方がいいと思う。

ミニゲームはザウルスでは厳しいカモ

ミニゲームはどれも反射神経を競うものが多いから処理が遅いザウルスではつらい。つーか、マトモにプレイできなかった(涙)自分が下手くそなだけかも知れないけど(汗)
以下は各シナリオの感想と雑感、もしかするとネタばれあるかも知れないので隠しておく。
あまり推理小説を読んだりしないし、そういうのを考えられる人じゃないので雑感なんぞを。

鬼隠し編

梨花ちゃんの悟史のバットを大切にしたほうがいいって助言は、物語のキーになる言葉だと思って頭から離れなかった。シナリオ終盤で魅音が泣きながら話すシーンには、かなりグッとくるものがあった。
終わってからもしばらく夜一人でトイレに行けなくなるような怖さが残るようなシナリオだった。
お疲れ様会はシナリオが終わって続く恐怖を薄めてくれるのに少し役立った。推理は出来ないけど、大石刑事が怪しいと思った。

綿流し編

前回のシナリオで泣く魅音にグッときただけに、詩音のフリをする魅音に(思惑通りに)ヤラれた。エンジェルモートも合わせて萌える。あとは結構、沙都子が気にいっている。
そしてやはり、梨花ちゃんの(謎の)言葉が気にかかる。
お疲れ様会は既に推理をするだけの頭のキャパシティを超えている。

祟殺し編

沙都子が気に入り始めていただけに、完全に自分の中に属性が芽生えた(汗)ヤバい、当時To Heartやった時に、ときメモに萌える人は大変だねぇ〜と思ってたけど「ごめんなさい」となったように、今度はシスプリに萌える人にごめんなさいって言わなければならんかも。
それだけにシナリオに対しては「何故にそこまで」と言いたくなるくらい、はらわたが煮えくり返る。竜騎士07氏がその場に居たら殴りかかりたくなるくらい。それぐらい心を乱され、傷を残してくれたシナリオだった。
最後にみんなが死んでしまうのはある意味、一番良かったとも思えた。ただ、北条鉄平がどうなったのかが詳しく判らなかったのは少し不満。
お疲れ様会での推理は、頭が今回のシナリオを反芻することを拒否している。沙都子のあの姿を見たら、雛見沢がどうなろうが知ったこっちゃない・・・。ただ、ハッピーエンドがあるのなら何とかその道筋を見てみたい。ただ、それだけ。

暇潰し編

火曜サスペンス劇場みたいな刑事モノ。BGMがそれっぽい。これまでのいくつかの仮説を裏付けるような推理を助けるシナリオ。もはや恐怖も狂気も感じず、ひたすら最後の赤坂&大石の目指す真実への推理を託したトコロに勇気付けられた。